かなしいうわさ
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2006年06月03日(土) 539


ものごとには、「はじめて受けた衝撃」というものとは別に、経験や鍛錬を経なければ解らない楽しさというものもある。最初はよく解らんかったジャズも、たくさん聴いているうちにある日ピンと良さが「わかって」しまうとか、そういうこと。それは「はじめて受けた衝撃」なんかより良いものだったり楽しいものだったりする。だから、これは!?と思ったものと出会ったら、ある程度のめり込んでやってみるといい。その行為自体は他人からすると信じられないくらいたわいもなかったり無駄だったりバカバカしかったり愚かしかったり格好悪かったりするかもしれない。だけどそれでもいいじゃないか。それを突き詰めたらどんなに楽しいのかを想像することもしないで、その行為の格好悪さを貶す奴らのことなんて気にすんな。





この人たちみたいにやったったらいいのだ。
赤い疑惑 /LIVE 2005.11.05
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54-71をハチャメチャに格好悪くしたような格好良さ。ECDがお気に入りというのも納得の生身さらけ出しスタイル。











Bruce Springsteen /We Shall Overcome: The Seeger Sessions
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前作から1年という彼にしてはとても短いスパンで出されたアルバムは、フォーク・シンガーのピート・シーガーのカバー集。ほう... たくさんの人が思い思いの楽器をもって佇んでいるジャケ。ほほう... さてはディラン&バンドの「地下室」だな!という予想は大当たり。 適度なルーズさ、アットホームな楽しさ、そしてルーツミュージックへの愛は「地下室」の空気と一緒だ。あのアルバムほどプログレッシブではなくて、こちらのほうがジャンガジャンガとストレートにロッキン&フォーキンしているけれど、それもまた良し。 昔の仲間を自宅に呼び寄せて、一杯ひっかけながら演奏された様子がおまけDVDに収録されている。はらっぱで一列にならんでブンガブンガ。すごく楽しそうだ。そんな気のおけない状況で作られているにもかかわらず、詰まらないお気楽カバー集にならないでいるのは、アレンジの素晴らしさはもちろん、ブルースのピート・シーガーへのひたむきな情熱が伝わってくるからだろうか。そんな生まじめさを含めて、ビリー・ブラッグ&ウィルコがウディ・ガズリーの詩に曲をつけたド傑作「マーメイド・アヴェニュー」を思い起こしたりもするね。あと、スロウに歌うボスの声はポーグスのシェインそっくりなのな。アレンジや勢いも似ているので、ポーグスのファンも楽しめると思う。歌詞がぐっとくるのもポーグスみたいだ。
なんか○○に似てるとかばっかり書いててバカみたいだな。まあ入り口やきっかけは多い方がいいよな...

ぴかおさんちのレコ評もぜひ併読を。










うちのマンションはたまに換気扇が逆流する 今日はどこかの家でカレー。
くそうくそう
カレー喰いに行ってくる=(;´Д`)






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