かなしいうわさ
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2004年07月09日(金) 304


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小田扉 /団地ともお 2巻

1巻は子供のバカさがひたすらに楽しくて、ああこれならスピリッツ読者にも通じちゃうな、売れちゃうかもな、という感じだったけど、2巻はこの作者のもつわかりにくさとか淋しさが現れてきて、売れなさそう。1巻のともおは「俺もこんな子供欲しい!」と思ってしまったりするほど無邪気でバカたれで可愛らしかったけど、2巻のともおやそのお友達どもはなんだか大人だ。でも単純に大人びていたりするわけでもなく、子供かと思わせといてなんだか大人で、でもやっぱり子供という。うまいなぁ。泣けるし。あとこの人のオチのつけなさ加減は素晴らしいと思う。現実の世界でもいつでも綺麗なオチがつくわけじゃないからマンガという虚構の世界でも綺麗にオチつかなくたっていいじゃないの。オチがついてないというすがすがしさと、微妙な気分になる余韻は逆に素晴らしいオチになっている。ちゃんとオトしてる回もあるけど、オチてないオチでは「よその子になっちゃいなさいともお」とか凄え凄え。





小田扉 /江豆町
こちらは、しっかり大人向け。この人のマンガは、所詮人間なんて独りで生まれて独りで死ぬだけ、だけど人と人は繋がりあっていないと生きていけないよ、ということが描いてあるだけ。バカドリル

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