ヤフオクでスキャナーを買ったら、ヤニ臭くて参った。
買い物
・佐野元春 /Visitors
20thアニヴァーサリーエディション
中学生の頃、図書館でCDを借りてメタルのカセットに録って何度も聴いたアルバム。
考えてみたらCDを持ってなかったなぁ、ということでとってもノスタルジーな気分で購入。
あれ?滅茶苦茶かっこいい。もっと古臭くなかったっけ?
中学の頃ですら「これは凄くかっこいい、けれど、やっぱりちょっとダサいよな」なんて思って聴いてた気がするのに。
80年代エレクトロ・ファンクとかたくさん聴いて耳が変わってきたのかな。
日本語ラップの始祖とか言われることが多いけれど、ラップというよりポエトリーリーディングという感じ。
というかディランのトーキングブルースの発展形か。
おまけのDVDも面白かった。
「Tonight」はすごくダサい。本当に本当にダサくて声をあげて笑った。
佐野元春の持つダサさが良く出ている。で、俺はこのダサさがすごく好きだ。
「Complication Shakedown」のPVもまたダサいし笑えるんだけど、こちらは真顔でかっこいい。
スケシンみたいだ。体制の中のディスコテーク、アウッ!アウッ!
「Complication Shakedown」PVのディレクターJohn Sanbornさん あんまり有名な人じゃないみたい。
・鴨志田譲-西原理恵子 /最後のアジアパー伝
「最後の」、か。
冒頭の、直球どまんなかてらいなしな西原漫画
こんなもん読んだら泣いちゃうに決まってる。
鴨の文章はへたくそで評判良くないけど、俺は嫌いではない。
戦場取材の話とか面白いよ。
この「パー伝」シリーズは厚くて高いのが良くない。
はやいとこ文庫で安く出してくれ。
・小田扉 /団地ともお
先日出た「男ロワイヤル」で俺の心を妙な感動に包んだ小田扉が
スピリッツ連載中の作品が単行本化。
子供のかわいいバカっぷりをするりとスカッと描いた、ソツのない気持ちのいいお話。
それでも小田扉ならではの「気がつくとなんだかせづねぇ」妙な味は健在。
ノスタルジックだけど、ちびまる子のように近過去のお話に逃げていないのも良いね。
うまいことやれば「わたしんち」くらい行くんじゃないか。行かないか。うーん。
ともおはバカでほんとに可愛いなぁ。1ページ一回はかならず泣いてやんの。
ちょっと子供が欲しくなったりした。
その他。
・桝田道也 /朝倉家騒動記2巻
・保坂和志 /<私>という演算
・しりあがり寿 /ファンタジー、おじさんをつつむ
【今日曲】
Allen Toussaint /Fingers and Toes
大好きなとーさんのなかでも特に好きな曲。
声量が足りていないのも味のうちだよね。
うちにある「Life, Love and Faith」はこの格好わるいジャケのやつだ
オリジナルジャケ版のCDってあるの?