世間様からちょっぴり遅れ、「トロイ」見に行って来ました。以下ネタバレ含みの感想です。興味のある方は反転でどうぞ。 結構前評判が良かったので、「ハリポタ」と迷ったのですがこっちを観に行きました。ハリポタもその内観に行くとは思いますが。 映画の舞台である辺りの歴史的知識はごく大雑把にあったので、「ヘレンたんやっぱり傾国の美女人妻王妃ハアハア」とかが最初は気になってました。 が、話全体として見ると王妃ヘレンたんは話の鍵ではありますが脇役っぽかったです。メインは神の血を引くと噂され、実力とカリスマを持っていますが、野望に燃えるスパルタ国王と反りの合わない英雄アキレス。彼と対のように描かれる、トロイの王子であり良き夫であり忠義に厚い人格者、やはり英雄と称されるヘクトル。この二人だったと思います。 ヘクトルの弟で人妻を連れてきてしまうダメ王子パリスは「ロードオブザリング」で最強エルフを演じたオーランド・ブルーム。サシでヘレンたんの夫と勝負をするも、結局兄にすがってしまうダメっ子ぶりがなかなか良かったです。兄、この弟のこと「ああもうバカバカバカバカでも可愛い」と思ってたんだろうなあ… またアキレスのヒロインとして出て来るトロイの巫女・ブリセウスたんは勝気でかなげでかわいいよ……しかし結局最後にアキレスは死に、トロイは陥落するわけですがこの後彼女はどうなったんだろう。やっぱり「トロイの巫女に床を磨かせ、そして夜は…」なんですかブルブル。 見る分には生真面目で責任感の強い人が好きなので(書くのはその真逆の方が楽だけどね…)、ヘクトルにときめきながら見ていました。死んじゃうけどね! (泣) ばんばん人は死に、血なまぐさいシーンも相当出ますが、大作映画の名に恥じない一品でした。超王道の快感。 余談ですがハリポタ新作、通ってるサイトさんたちでの評判があまりよろしくないのがちと心配。原作では「秘密の部屋」より「アズカバンの囚人」の方が好きなんだけどなあ、私。
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