| 身勝手なこと。 |
大ちゃんから電話がきた次の日もかかってきて。
出ずにいたらメールがきて。
あたしがずっと考えていたことをメールしました。
あたしを必要としてくれた大ちゃんに、
「ちぃさんにまで嫌われたら俺ホント死んじゃうよ」なんて
前の電話ではそんなことまで言い出してた大ちゃんに、
かわぃぃ弟分みたいだった大ちゃんに、
最後のメールをしました。
すごく身勝手なのはわかってるよ。 今更なんの意味もないってこともわかってる。
だけど、彼と別れた今、大ちゃんと連絡とってるとね、 まるであたしが彼を好きだったのすら嘘みたいになりそうで。
本当に“裏切っていた”みたいになりそうで。
彼とよく話しをしてた女のコに言われたの。
「今だから言うけど、彼と話してると 大ちゃんのことはどうしても話しに出てきてたんだ」って。
あたしは大ちゃんのこと意識したことなんかなくて、 だからさくちゃんに接する延長上で大ちゃんに接してた。
でも違ったね。
あたしがどうおもったって、大ちゃんは男のコだったんだ。
「ちぃは付き合い方をちゃんとわかってなかったんだよ」
ねぇ、あたしはどこまでバカなんだろうね。 あの日の彼の言葉の意味がこのときやっとわかったなんて。
「白々しいんだよ」
大ちゃんが彼になにを言ってたのか、 なにかをしたのか、あたしはなにひとつ知らないけど、 でも彼の思考を妨げてたのも、やっぱり原因はあたしだったのね。
いつでも頼ってよ、なんて言ってくれた大ちゃん。 真夜中だって行ってやるよ、なんて言ってくれた大ちゃん。
ごめんね。
それは、ずっと彼に云ってほしかった言葉。
まだ、好きだと想う人がいる以上、 やっぱり男のコの大ちゃんには頼りたくないんだ。
今ならできるのに。
いちばんにみててほしい人だけ、もう傍にはいないのね。
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2006年07月09日(日)
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