泣きながら、それでも。


なんだかまるで、あたしが。

うたた寝しちゃってたみたいな。

一瞬。

夢のように通り過ぎていったきみとの時間。

今じゃもう、何事もなかったかのように。


現実とははるか遠くへ

微かな軌跡を残して駆け抜けていった光。


「また どこかで逢えればいいね」


気持ちもて余して、やりきれなくって。

呪文みたいに呟く。

胸の奥がチクって痛んで、すん、って鼻をすする。

宥めすかされた子供と同じ。


夢から覚めても、どんなに時計の針が進んでいっても、

忘れ、られないんだけど。

でもね、それでも、あたし。

歩いてるよ。


だって、どうしてもまだ、きみに逢いたいんだ。

2005年09月04日(日)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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