月と地球ときみとあたし。


どうしてかな、眠れないよ。
夜明けがきたってぜんぜん眠れないよ。
昨日も、今日も、あたしはきみのことで頭がいっぱい。
遠く離れたきみのことばかり考えて、今にもパンクしそう。

「おはよう」も「おやすみ」も「おかえり」も
いつ言ったらいいのかわかんないんだもん。

飛行機でたった2時間の距離は、
いつもよりもね、もっともっと遠い気がする。
手の届かないところに、きみはいってしまったみたい。

月はね、いつも同じところにあるように見えるけれど、
本当は一年に数センチずつ地球から離れていってるんだよ。
いつか、また何万年も経てば、月はここから見えなくなるのかな。
夜はこなくなって、眠れずに泣くこともなくなるのかな。ね。

・・・なんて、嘘。そんなわけないんだって。
月と地球の引力で、月が見えなくなることはないんだ。
どんなに遠く離れてしまっても見えるんだって。
近づくことは出来なくても、ただ見つめ続けるだけ。
そんな月と地球。

眠れない夜なら、あたしはこなくていいのに。
ねぇ、もうこれ以上きみのことばかり考えたくないのに。

だってそんなの可哀相じゃない。
触れられないことを知りながら焦がれてるなんて。
絶対に手の届くことのない存在に焦がれ続けるなんて。
それなら、少しでも早く忘れたほうがいい。
そのほうが良かったんだ。はじめから出会わなければ。

そんなきみとあたし。

2004年12月24日(金)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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