救えないきみ。


今にもノドが張り裂けそうで聴いていられなかった。

射るような鋭い視線が刺さるみたいで見ていられなかった。

笑って、笑って、って祈りながら、

あたしの声が届くといいって思いながら、

駆け出してしまいそうな衝動を抑えて、ただ立ってた。

きみはまた、みんな信じられなくなったとか言うのかな。

明かりを消した暗闇の中で、

きみはひとり、本当に消えてしまっていたよ。

そっち側から見たあたしは、いつもそうだったのかな。

なにも見えてなんていなかったのかな。

悲しすぎるよ。そんなの。
2004年12月15日(水)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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