在る夢現の終わり。

彼は光を浴びる人で、あたしはそれを見上げていて。
こんな関係じゃ、うまくいくわけないんだから。

未完成なこの想いでさえ、明らかな、あたしの日常。

あげる。
もう、いいや。
「あげる」よ。
この気持ちも、全部全部。
一つ残らず貴方にあげるから。
だから、影も形もなく消えて。
二度と思い出せないように、何も残さないで。
あの、シアワセだと思った瞬間も。

消えて、消えて。

存在するに値しない、あたし自身。
然し、それでも存在を。

貴方が消えたあたしの中には何が残る?
あたし自身に、何が残るの?

微かな、
それでいて必然な
其の想い、さえ。

何時ものように。
何時かのように。

消えて。

幾らでもない、少ない思い出を、ひとつひとつ数えて。
宝物みたいに、いつも両手で大切に抱き締めてた。

何処にだって行けると思ってた。
貴方となら。

一生、離したくなかった。

然し其れは、生温い恋物語りにすぎないんだ。
此れ以上、どんな意味を成すというのだろうか。
至極、冷静に。

・・・ね、大好き。
でも、明日からはもう、大勢の中の一人。
あたしも、貴方も。
2003年09月14日(日)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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