ここにあるじゃん。


待ってた、ずっと、あの日から。

哀しくて泣いてばっかりいたけどね、
今はほんの少しだけ、笑顔でいられるの。
あなたの声を聞いても、あなたの言葉を聞いても。
優しい気持ちになれるの。


だけど。だけど。


何でだろうね。
やっぱり、泣けるほど愛しいのは、あなただけだよ。

そんな優しい声で言わないで。

そんな事、言わないで。

あたしには、あの手紙の続きに聞こえちゃうよ。
あの日のあたしの手紙の、返事に聞こえちゃうよ。


ねぇ、あたし、今、笑ってるよ。
あなたの前で、笑えるかなんてわかんないけど。

そう、あたし、まだ、泣けちゃうよ。
ホントに涙は乾いてく?

愛しかった想いとか、幸せだった日々とか、
ホントにずっと、いつまでも、枯れない?


バカなんかじゃない、カラッポなんかじゃない。
そんなんじゃ、ないよ。


いつか、約束通り、笑顔で会おうね。
だからまずは、笑顔で手を振らなきゃね。
何でか文字が霞んで見えないけど、、、

ばいばい、ありがと。

って、笑って言うね。
もう思い出せなくてもいいよ。

だからずっと、ずっとずっと、『そこ』に居て。
そこで、あなたがあなたで居る限り、
あたしはそっと、あなたを見守ってるから。

ねぇ、またね。
2003年07月21日(月)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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