消えてなくなる泡みたいに。

朝から最悪な事ばっかり。
落ち込んでる時に限って、こんな事ばっかり。
学校行くのに3時間はありえないでしょ?
しかも、今日に限って。
もうホント、ついてない、、、

死にたいなら、あたしが殺してあげる。
だからさ、もう一回死んでよ。

もー、人間って勝手だよね。
そりゃあ、あたしもだけどさ。
だけどね、もう我慢の限界かもしれない。
優しくなんて出来ない。
彼女の話なんてもう、聞きたくない。

こんなあたしが、一番最低だね。
 

ひさしぶりに、ゆっくりオフロ入った。
プレゼントでもらった、バスバブル入れて。
そんなちっちゃい事で喜べるなんて、子供だよね。
でも何か、嬉しくなっちゃったりして。


白い泡は、あたしを包んで。
何だか優しい気分にさせてくれるね。

掴めそうで掴めない、水とは違って。
そっと、掌で掬いあげた。
大切に、大切に、あたしのこの両手で。

掴めたと思ったのに、弾けて消えた。
触れられるのは、ほんの少しの時間だけ。
どんなに大切にしたって、永遠なんてなくて。
手に入れたはずだったのに。

どんなに両手を広げて伸ばしても、
ホントに欲しいものはいつも手に入らない。
そんな事には、もう慣れちゃったよ。
だけどね、ホントは。

寂しい、よ。

気持ちは、泡と同じだね。
きっと一生、永遠の想いなんてないんだ。

この両手から零れていく泡みたいに。
儚く消えていく泡みたいに。
2003年06月26日(木)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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