天に昇る歌。 |
「しあわせになりたい」 なんて呟くあなたを、初めて愛しいと思った。 それが、あなたとの、あたしの一方的な出会い。 しきりに不安を唄うあなたは、どこか崩れてしまいそうで。 そんなあなたの不安を、拭ってあげたいと思った。 少しだけ強くなったあたしは、少しだけ弱いあなたを、 護ってあげたい、そう思った。 あたしの総てを懸けて、甘く、甘く。 あなたの恐れるモノ全てから、あなたを否定するモノ全てから、 目隠しして、耳を塞いで、あなたがずーっと、笑っていられるように。 あなたを、護ってあげたい。そう、思ってた。 こんな事あたしが言うなんて、オカシイんだろうけど。 それでもね、あなたを、 『しあわせにしてあげたい』 あたしの全身全霊を懸けて。心から、そう想ってるんだよ。
あー、あたし。 もっと違う出会い方をしたかったよ。 あなたの、もっと傍で出会いたかった。
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2002年11月05日(火)
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