DiaryINDEX｜past｜will
| 2003年01月10日(金) | はじめての人命救助を経験して |
昨日なんですが、生まれて初めて
人名救助（もどき？）をしました。
昨日、１９：１５頃、バイト中に
小休止していると、
バイト先のとんかつ屋のとなりの奥さんが
駆け足で入ってきて、
『ウチの旦那が大変なの！。
男の人の手を貸して！！』
って言ってきまして、
マスターと私が駆り出されました。
隣の家に行くと、
だんなさんが風呂場でのびてました。
奥さんとマスター（ちゃんちゃんこになりました）が
左右から持ち上げようとしていたので、
私がおぶさって、浴槽から
あげました。
浴槽からあげてからは、
リビングにタオルと毛布を敷いて、
救急法で習ったとおりに足をくるみ、
毛布でご主人をくるみました。
くるんでから
バイタルサインを確認し、
メモをとりました。
その時点までに奥さんに
「救急車を呼んでください！！」と３回言ってたのですが、
奥さんはオロオロしてて、電話をかけることが
できませんでした。
マスターが「救急車を呼んで下さいね」って言って、
やっと
「あ、１１９ですよね！？」なんて言ってて
やっと救急車を呼んだんです。
・意識あり
・呼吸荒い
・脈拍１０７〜１１５前後
処置としては１９：２２頃
風呂場からリビングへ移動
同時手当てなし
くらいのことをメモしておきました。
私は救急員の方から
色々事情聴取みたいに
名前と連絡先と保有資格について聞かれましたので、
メモ用紙に書いて渡しました。
救急員に引き継いで、とんかつ屋に戻ると、
とんかつ屋の前はすっげー沢山人が集まって
ました。
そりゃあ救急車と消防車がとんかつ屋の前にきたら
みんな「火事かしら！？」って思いますものね。（笑）
そこから２２：００の閉店まで
それまで３０分くらい客が来なかったのに
お客が途切れませんでした。
疲れました。
ウチに帰ってきたのが０：００で、
それからは昨日一日のことを思い起こすのと、
改めて自分の処置や救急員への引き継ぎが正しかったのかを
考えてみました。
バイタルサインを確認するのに
ひとつ抜けてました。
瞳孔の大きさです。
それから、細かい処置や時間についても
大した説明をメモしませんでした。
初めての経験だったので、
仕方ない、と言えば仕方ないのですが、
それでも抜けていたのは問題だと思いました。
とにかく何も手に付かないし、
心臓はずっとどきどきしてました。
昨夜は寝るまで抜け殻になってましたねぇ〜。
んで、今朝と夕方とんかつ屋に
容態を聞きに行ってきました。
朝行ったら、
奥さんが昨夜の０：３０くらいに
病院から帰ってきて、
色々買い物をして
病院にもどる、というお話をしていた、と聞きました。
夕方ケータイが鳴ったので、
とんかつ屋に行ってみると、
「奥さんがあなたにお菓子を持ってきたわよ！」
ってヂーゲスクランツという近所のケーキ屋さんの
お菓子をくれました。
今日の夜のバイトの女の子と、
マスター・ママさん・ママさんの妹と私の５人で
そのケーキを食べました。
しかも、その病院に運ばれたご主人は
夕方退院して帰って来たんですって！。
（私は会いませんでしたけど）
私の予想は当たったのかも
しれません。
『ご主人はきっとのぼせたんです！！』
でも、ご主人は脳梗塞をやって、
最近はボケが進行しているので、
やっぱり救急車を呼んでよかったと
思いました。
私には責任とれませんしね。
とりあえずず〜〜〜〜っと
考えていたことは、
『俺のせいで死んだらどーしよー！？』
ってのと、
「ぜってー俺の目の前では死んで欲しくな〜〜〜い！！」
の２点です。
それ以上のことは考えられなかったし、
とりあえず救急法で習ったとおりに動くことしか
頭にありませんでしたねぇ〜。
誰かにおしゃべりしないと
今日も寝れそうにないので、
この場でご報告させていただきますね。
それから・・・
もうあんな経験は絶対したくないです！！
頼みますからやめて下さい。
俺の心臓にわるい。（笑）
それから、俺はもうあんなはらはらする
思いはしたくない（爆）。
