どんぐり1号のときどき日記
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2010年08月22日(日) 松島基地大作戦

 今日は松島の航空祭である。
 この時間ではバスがないのでタクシーで仙台駅まで行く。そして参加したいという623ちゃん、マサイチさんと6:10に仙石線あおば通り駅で合流、一路矢本へと向かうのだった。ちなみに623ちゃんは航空祭初参加だそうだ。

 電車は仙台駅から乗ってきた連中がそのまま矢本へ戻るので、始発なのに混んでいる。これはちょっと意外だったがなんとか座れた。
 問題は矢本の駅で、あんな狭いホームでよくまあ今まで死人が出ないものだと感心する。しかもホームから改札まで線路を渡るのだから、時間がかかるのもあって、なんとなく不安になる。とにかく駅構内と駅周辺の混み様は信じられないほどだ。途中の経路は人と案内板のおかげで判りやすいが、こうしてみるとJRと観光協会の連携が上手く取れていないと感じる。
 基地に着くと、会場も三沢に比べると狭いエリアに大量の人が来るのだから当然だが、とても狭く感じる。今日は風があって多少しのぎやすかったが、みんなで用意した大量の水分は正解であると思わせる程度には暑い。

 とりあえず午前中のブルー・インパルスと、F15とF2のデモ・フライトを撮る。623ちゃんはE-2Cのロトドームをエンタープライズのようだと言う。なるほど、言われてみればそうかもしれない。
 その他は地上展示や売店などを見るが、売店はちょっと触手が動かなかった。地上展示のうち、T4の作動を見せるデモがあったのだが、最後に脚を入れたまま着陸説明に入ってしまったのには3人で笑ってしまう。大丈夫か?
 またF2のコクピットは、覗くだけで座れないのには驚いた。しかも撮影禁止だそうである。三沢では座らせてくれたものだが、別に機種が違うとも思えない。謎である。
 3人が共通して一番羨ましかったのは、子供限定なのだが、F2の主翼上(もちろんキャット・ウォークだ)を歩かせてくれるというものだ。本当に子供限定で、保護者も乗れないのである。これは羨ましいぞ。

 それからこれは後から知ったが、623ちゃんがいたところの隣に、聾唖者のグループがいたそうで、彼らは身体で感じた振動と、手にしていた水のペットボトルの振動で、爆音を感じていたのだという。なるほど、戦闘機の爆音ともなれば地面からの震動でも判るのは当たり前なのだが、ついついこういう事を忘れてしまうのだ。勉強になった。

 しかしここ松島では、戦闘機の飛行ラインが逆光気味で写真を撮りにくく、先日レンズ・フードを買ったのは正解だった。だがどうも高度がありすぎるのか、被写体としては小さく写真にうまく収まらない。これは500ミリがないと難しい距離なのだが、そのくせブルー・インパルスのサクラは28ミリでは収まらないほど全天に描いている。一眼レフのカメラを2台以上持っている人が多かったが、そういう事だ。

 あまりの人の多さと矢本駅の処理の貧弱さに、昼で切り上げて仙台へ戻る。3人で昼食はマサイチさんのリクエストで牛タンだ。昨日に続いて2日連続で食べるなど、滅多にない事だ。その後エクセルシオールでお茶会である。多分2時間くらいいたはずだが、例によってあっという間である。
 今日は623ちゃんとマサイチさんのおかげで、楽しい航空祭になったのだった。さて、明日は体力がなさそうだ…。


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