どんぐり1号のときどき日記
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2010年08月10日(火) 宮崎監督は独裁者

 まだまだ蒸し暑い。

 なんだかNHKで「ジブリ 創作のヒミツ 宮崎駿と新人監督 葛藤の400日」なんてのをやっている。ちょっとだけ見たが、まあそこそこまともには作られているようだ。なにせ宮崎監督の負の部分が見えるからだ。

 そもそも宮崎監督は、仕事のやり方が大嫌いだと広言している手塚治虫と、実はまったく同じ事をしている。所詮は天才的なアニメーターでしかなかったという事で、パターンとしてはまさに独裁者である。結局ジブリというシステムは、宮崎監督の後継者を作れなかったという事で、これは宮崎、鈴木の両氏に責任がある。
 NHKの番組は後半を見たが、これを見る限り、米林宏昌氏は宮崎独裁政権という重圧の中で監督としての仕事をきっちりやり終えただけで(これ自体は凄い事である)、監督としての仕事をマスターした訳ではなさそうだ。宮崎監督はそんな教え方を全然していなかったのだから。

 こうしてみると押井監督は偉い。作品に関しては、納期も予算もきっちり守って監督としての役目は果たしているし、それでいてちゃんと作家性も強調している、しかもなんだかんだと言いながらしっかり後輩を育てているし、参考になる書物も残している。
 大ヒット作は作っていないが、長い目では資金の提供者が損をしないようにしている。監督として正しいのはどちらかと言えば、明白だろう。

 関係ないが、mixiがつながらない。また内部のトラブルか?


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