どんぐり1号のときどき日記
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2010年07月31日(土) ソラリスなのか

 お中元などの買い物で午前中は三越、午後は藤崎へ行く。
 藤崎で「お見舞い」を2件頼んだら「残暑お見舞いですか」と聞かれるので「どちらも本物のお見舞いです」と言ったら驚いていた。そういうものなのか? お見舞いと言ったらお見舞いだろうになぁ。

 タワー・レコードでEmerson Lake & Palmerの「A Time and a Place」を買う。少し高いが仕方がない。結局自分はキース・エマーソンが好きなのである。

 そんな今日、先日CDで買った「グリーン・レクイエム」を聞きながら、ふと思いついた(もちろん関連は全然ない)。これは「インセプション」のネタバレになるかもしれないが…。

 先日観た「インセプション」におけるコブとモル(主役の夫婦の事だ)の関係は、どうもどこかで似たような話を観た気がして仕方がなかったのだが、それが「惑星ソラリス」のクリスとハリーではないかと気がついた。つまりノーラン監督は「惑星ソラリス」にインスパイアされていたのではないかという事だ。もちろんこれはレムの原作よりも、むしろタルコフスキーの映画版の方に、であろう。

 つまり「インセプション」のコブは「惑星ソラリス」のクリスなのである。そうなれば当然、ハリーはモルになる訳だ。こう考えるとラストにおけるインセプションの意味が、ソラリスの海と呼応してくるではないか。彼らの作った街は、ソラリスの海に浮かんだステーションそのものなのである。
 もちろんこんな大作映画でそれを言及すると様々な権利問題に発展するから、多分ノーラン監督は関係があったとは絶対に言わないだろうし、だからこそ私もこんな事が平気で言えるのだ。
 そもそもこんな事、誰も考えないだろうなぁ。

 などと考えていたら、いわさきさんから電話があり、来週の日曜日、SF大会の後で仙台に寄るとの事。早速ホテルの予約と数人にメールする。まあ日曜だから最悪私だけになるかも知れないが。


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