毒茄子
レガお君



 チチとケツ

毎朝の満員新快速。

8割がたおっちゃんの群れに
小柄ながらまぎれこむワタシ。
ギュウギュウづめだから
常にどこかが誰かと密着。

隣に女の人がくると
露骨に「痴漢に間違うなよ」とばかり
つり革に両手を預ける人もいて
男の人ってかわいそう。
でも、やっぱり電車に乗ると
痴漢がいないか警戒する。

よく「揺れた拍子に触る」とか
「混んでる中でこっそり触る」
とか言うけど
身体がどこも誰にも当たらずに
電車に乗るなんて不可能。
でも、身体があたるとやっぱり不快。

今日はおしりに人のカバンが当たって
ものすごく気になる。
別に揺れてる拍子でもないんだけど
おしりにカバンの角が当たる。
一時は手でどけても、また当たる。
誰だ、ワタシのおしりを狙ってるのは。

で、ふと考える。
私は混んだ電車でおっちゃんの肘とかが
ちょっとお胸に当たっても
肩が触れ合うのと同様
特に気にしない。
なぜなら、お胸に自信がないから。
別に、こんなの触りたい人いないだろうと。

が、おしりに何かあたると
すんごい嫌な気分で
後ろに手を回して払いのける。
なぜなら、自他共に認める
天然にキュッと上がったおしりだから。
おしりには自信アリ。
大股歩きで形を保つ努力もしてる。

オットも、チチはそっちのけで
ひたすらケツを愛でる。だから、
私のおしりを触りたい人は他にもいるだろう。
みんなが私のケツを狙ってる。
それが私の思い込み。

痴漢に間違われる
気の毒な男の人っているけど
私みたいにしょうもない思い込みのある人の
ご自慢パーツにうっかり触れてしまって
痛い目に会った人もいるかも。

自意識過剰って、困るのよねー。


2005年12月06日(火)
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