毒茄子
レガお君



 もう1ぺんゆーてみぃ

雨なのでお出かけず。

高校教師がぷよぷよを買ってきて
2人で延々プヨる。
気がつけば夕方でラーメン食べて
またプヨる。

高校教師は最初から余裕の辛口で
私は謙虚に甘口から開始。
3戦ほどした時点で高校教師が
圧倒的優勢だったのが
しり上がりに調子を上げた私が挽回。
中辛の私に連敗して高校教師は
レベルを下げるのかと思いきや
辛口のままで連敗を続ける。
妥協して勝っても面白くないのね
でも、生き難そうな頑固さね。

先月の婚礼衣装合わせで
私はカラードレスを2着試した。
一つは超ラブリー系ピンクのドレス。
スパンコールやビーズ刺繍が山盛りで
キラキラときらびやかではある。
もう一着は深いグリーンの
サテンのドレス。
クリスマス時期だから赤い花のブーケ。
ピンクと比べたら地味といえば地味。
だけどスッキリとしてて私は好き。

童顔なのでラブリーなドレスは似合う。
だけど似合うドレスと好きなドレスは
必ずしも一致はしない。
現にドレスを着て撮ってる写真は
ピンク「とりあえず着てみたけどどうよ?」
グリーン「これ、好き」というのが丸出し。

花嫁の衣装となると
婚家の意見も無視はできず
いろんな人に感想を聞いたら
4人中4人がグリーンだと言う。
が、どう考えても母親世代は
ラブリードレスだと言いそうなので
自分の好みで即決するわけにもいかず
いちおう写真を見てもらう事にする。

でその返事が来て案の定
姑がピンクに1票。がーん。
小姑までピンクに1票。がーん、がーん。
一番ややこしい所がピンクに投票で
予想はしてたものの気分は最低。
肝心の高校教師はグリーン派。

高校教師に「どうしよー。
なぁ、聞かれたら俺はグリーンがいい」
ってちゃんと言ってくれる?」
って聞いたら耳を疑う返事。
「えー。女同士のいざこざには
関わりたないなぁ」
今、自分が何言ってるか判ってるか?

女同士って自分の母親と姉と女房。
誰の味方とか言う以前に
もめそうだからって
自分の意見まで封じ込めるのはずるい。
この一言がものすごくショックで
しばらく黙り込んでしまう。
ああ、どうしてくれようか

この際ドレスの趣味はどうだっていい。
趣味が合わないだろうなと思ったから
わざわざ意見を聞いたわけだし。
問題はそこへ奴がどう関わるかで
結婚前から「逃げる」って宣言されて
「はいそうですか」って飲めるわけなし。

気に入らないものを
気に入ってると言えとか
親を説得しろとは言わないから
自分の意見は言え、意気地なし。
意思表示だけしてくれたら
あとは私が「彼もこう言ってるから」って
勝手に利用するんだから。

こうなるとグリーンのドレスは着られない。
わざわざ意見を聞いてグリーンを着たら
「感想を聞いておいて無視した」
みたいにとられるのも嫌だ。
ピンクを蹴ってグリーンも蹴れば
「ああ、他に気に入ったのがあったのね」
ってまだ言い訳も立つ。

この先他のドレスで意見を聞いて
「あのピンクが良かったのに」って
言われたらもうどうしようもないんだけど
無視するわけにも行かない。嗚呼。
もう一事が万事こんな感じで
自分の思いと婚家を立てるのと
やっぱり疲れるものなんだなぁと。

奴は苦し紛れに
「ぷよぷよで勝ったら
いう事聞いたる」って言う。
はぁ?と思いながら勝負は受けて立つ。
結果は私の圧勝。

ざまぁみろ。

2004年05月09日(日)
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