毒茄子
レガお君



 死ぬのは負けじゃない

月曜になってしまった。

久々に定時出勤してだるい。
今日から3日は会議漬けで
おまけにカリキュラムのことなんて
さっぱりわかんないのに
8人の会議じゃ寝るわけにもいかないし。
さらに今日は終わってから古巣の先輩と飲み。

ここ暫くフレンチを食べた記憶がないから
女二人で三宮でフレンチ。
あまりお酒が飲めない人なので
飲み代も食べ物に使える→うまいものに当たる。
たまにはこういうのもいいかもね。
ワインが苦手だから、なお良し。

うちの教員も結構酒飲みが多いけど
みんなワインとチーズの世界の人で
私みたいに日本酒と刺身・漬け物という
おっさんのような人はいない。
お互いお酒は好きなのに
一緒には飲みに行けず。

ワインは好きじゃないけど
いちおうワインクーラーにしてみる。
カクテル系なら別によそでも飲めるし。
思ったより飲みやすい
けど、1杯だけにしておく。
なぜなら、明日も飲み会だから。

先輩は臨床でのネタを喋る喋る。
文字通り、ぶちまけるように。
今回のネタは医者のムンテラのまずさ。
若い医者はガン患者に「治らない」と言えない。
家族に「大丈夫ですよね?」と
何度も念を押されて思わず「大丈夫です」
と口走る。→家族大喜び。
こんなんで良いいわけないし。

もう自分の病気に対する治療がないと
きちんと悟った患者が
「先生、もうしんどいことはしたくない」と
ケモ拒否の姿勢を見せたら
「家族の人がそれでいいと言ったらやめる」と
堂々と患者に言っちゃうあたり
患者の気持ちなんて全然無視。
誰の人生だと思ってるんだか。

患者に悪いニュースが伝えられない。
それを伝える自分が悪者になるわけでもないのに
患者を悲しませたくない一心で
必要な事が言えないなんて一番薄情。
自分が辛くても言わないといけないことはある。
患者が悲しむのを見るのは辛いけど
そこに一緒にとどまってあげられる
強さがないと患者は救われない。

病気を治して命の恩人だと感謝されれば
それはそれは気持ちいいに違いない。
その気持ちよさのために頑張れるのは
別に当たり前のこと。
治らない患者に向き合って毎日一緒に悩んで
無力感を味わって、それはしんどい過程だけど
そこに寄り添ってあげられる
勇気を持っていてほしい。

だいたい、死ぬのを負けだと思っている間は
ターミナルの患者とは向かい合えない。
人間死ぬのは当たり前で、大切なのは
死ぬ日までどう生きるかという生活の質。
その前向きなチャレンジに目を向けてほしい。
家族は家族で「とにかく生きててほしい」って
治療で苦しむのは患者なのに。

苦しい治療を側で支える勇気があるなら
「生きててほしい」って言えばいいけど
仕事だからと週1の面会だけで
あとは何とか頑張れってそんなのムシが良すぎる。
医者は医者でそんな家族の言いなり。

確かに家族の希望するとおりに治療を続けてれば
患者は苦しむけど、医者は
「自分は治療を続けてる」
→まだ役には立ってるという錯覚を味わえる。
そこから抜け出して
誰のためにどうする事が患者のベストか
ちゃんと考えてほしい。それが倫理じゃないかい?

久々にお仕事ネタで盛り上がって楽しかった。

2003年08月11日(月)
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