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■ 熟女と探りあい
偵察2日目。
今日は朝から病棟で研修。 申し送りから見せていただいて 婦長が決めたスタッフ1人についてまわる。 申し送りは古式ゆかしく全員で。 お客なので聞くだけなんだけど 寝てはいけない。
私がついて回るスタッフと 他のスタッフを比べてまず、年齢が全然違う。 片や40歳手前でここではダントツの若手。 他は全員オーバー50’s。 やってる仕事の質も違う。 とってもテキパキしてて 患者への対応も他よりだいぶスマート。 わざととっておきのこの人にしたな?婦長。
一緒にお昼を食べたらその「若手ナース」は 私相手に話し出す。 「私はここに来て1年になるけど ここはみんな表向き穏やかだけど チームワークがないのよ。 自分のことだけやって終わる。」
えらくズバズバ言うけど的は得てる。 みんなオトナだから本当にそれぞれが 自分の仕事さえやってりゃ回る。 お互いの仕事に干渉しないから 切磋琢磨も生まれない。 面倒な新しい事はゴメンだし 問題意識の低さからカンファレンスもぬるい。 たしかに言うとおりなんだけど ヘタに相槌打ってもなんだか気持ち悪いので 「そうなんですかぁ?」と流しておく。
昼過ぎに病棟に肉の塊出現。 ぱっとみて一応わかった、子宮。 筋腫で赤ん坊の頭ぐらいの大きさになってて ちゃんと卵巣もついてた。 珍しすぎてシゲシゲと眺める。 この中にこどもが宿る・・・。
で、OP後のムンテラで家族が呼ばれて その子宮とご対面。 医者は淡々と説明していく、旦那は見てる。 患者の母親は恐ろしげに遠巻きに見てる。 母親のおなかの中にも大きさは違えど 同じようなモノが入ってて よく考えたら私にもある。
医者は丸ごとの子宮の外観を説明したあと 「中はこんな感じです」とメスを入れ出した。 分厚い筋肉の塊なのですぐには切れず 2度3度と切り目を入れてると・・・ お母様の顔が土気色。 確かに子宮を切り開くってものすごいよな。 しかもそれは娘の子宮。お母様、車椅子で退場。 旦那様とお父様、何とか耐え抜く。 娘の子宮を見せられる父親というのも・・・。 私も医療者の端くれとして ドキドキしながら添い遂げる。
研修が終わって部長室へご挨拶。 「有り難う御座いました。色々勉強になりました」 って言ったら次長が 「勉強になることなんかあったか?」 って厳しすぎる。この次長は私の古巣にいた人。 きっと古巣と比べてここのレベルは低いと見てる。 確かに、病棟の実践のレベルは高くない。 でもパスがものすごく工夫されてたりして ちゃんと学ぶものはあった。
で、私は苦し紛れに 「パスとか凄く斬新なアイデアもあって 驚きましたよ〜」とか言って話をそらす。 次長、「ふふっ」と笑って「前向きやな」って。 こういうやりとりで、私がどんなヤツか見られてる。 しばらくは初対面の人が多いんだから 一挙手一投足一言気をつけなくっちゃ。
明日は学校でゆっくりしよう。
2003年07月10日(木)
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