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■ おせっかい
ひさびさにタケからの電話に出る。
1週間毎日二回はかかる電話をシカトして メールも2日に1回ぐらいの返事。 そういう状況で怒り出すかと思いきや 平静を装ってるタケ。今日の昼間も 「薬品庫に閉じ込められてる(顔文字)」 と言うメールをよこしたけど だから何?と言うことで無視。
タケと話すと出る話題。 毎日何時に帰ってるのかとか こんど会えるのはいつかとか そういうのを聞かれるのが嫌。 しんどいと思うけど頑張れとか 身体壊してないか心配とか やれる時にやりたい事しとけよとか 大きなお世話を言われるのが嫌。 さらに「やりたい事やれるのって 幸せなんやで」とか言われたりもする。
で、嫌で逃げてた話題が 久々にフルコースでずらりと並ぶ。 確かに今は毎日緊張してて楽じゃないけど 志願した道なんだから、辛いと思った事はない。 身体のことにしてもダメだと思えば 開き直って休めるぐらいの 自己管理能力はあると思ってる。
タケは以前、金属を扱う仕事をしてて 金属アレルギーになってしまった。 ゴーグルとかで防御をすれば 仕事は続けられるけど 自己満足の範囲で仕事の精密さは劣るらしく それに自分で納得行かなくて 前の仕事をやめたと言ってた。 タケとしては道半ばにしてという 残念な気持ちが強いらしい。 で、それを引き合いに出して私に色々言う。
確かに好きな仕事をやらせてもらって それは感謝すべき事なんだけど まるっきり幸運なことなんじゃなくて 自分なりに努力した結果であり 空から降って来たものじゃない。 どうしても前の仕事がやりたかったんなら 仕事の精密さが落ちても 商品になる質のモノが作れるなら そのまま続ければ良かったんだし ゴーグルしながらでも 質を保ってやろうという努力も もっとしてみればよかったのにと思う。
自分で満足行かないから といって仕事を変わる前に 自分の中で何が大事なのか きちんと折り合いをつけることをしてれば 今のように「やりたかったのに」とか 後でブツブツ言う事はなかったのに。
何でも思いどおりにはいかないし 私も去年の病棟異動は最初、 本当に不本意だった。でも、進んで行くと それがあったから今の私があるんであって いい勉強もたくさんできた。 タケの体調不良も不測のアクシデント。 でも、それで上司から 仕事をやめろと言われたわけでもなく 「出来る範囲で続けて欲しい」 とまで言われてたらしいのに やめるという道を選んだのはタケ自身。 その自覚が薄いから話してるとイライラする。
後向きで歩くと、いつか転んで後ろ頭打つのだ。
2003年04月11日(金)
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