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■ ギブスカット
今日はギブスを切ろう。
整形の医者が仕事の終わる 7時半に病院集合。 お昼に連絡をとった時、整形君は ちゃんと時間の目星をつけた上で 連絡がとれるようにって 携帯の番号を教えてくれた。 「仕事終わったら連絡する」 でおしまいの魚とは大違い。 ちゃんと段取りの出来る細かさは 性格によるものらしい。
病院に着いて一応魚に 「今からギブスカットするよ」って連絡。 で、処置する部屋を聞いてびっくり。 研修医室。各科の研修医がたまる場所。 うちの病棟がらみの研修医に ギブス外してるの見つかりたくないので 部屋に帰ってないかどうか整形君に確認。 大丈夫との事で研修医室へ。
整形君はギブスカットのキット一式持って ちゃんと白衣も着てスタンバイ。 カッターをギュンギュン言わせて かわいい顔でにやっと笑って 「動いたら足切れるからね」とか言う。
カッターの原理がよく解ってない私は 真面目に顔が凍って笑われる。 実際は硬いものだけ切れて 布や皮膚といった柔らかいものは 切れないようになってるスグレモノ。 整形君は「ほら」って自分の腕に カッター当てて実演してくれた。 「ちょっと熱い感じがするけど切れないよ」 ギブス切るたび、患者さん相手に こういうデモストやってるんだろうなぁ。
作業開始。 ギブスカッターはかなり大きい音がする。 研修医室の隅にある 区切られた部屋で切ってたんだけど 病棟から帰ってきた研修医が みんな覗きに来る。まずい展開。
不安は的中、同じ病棟にいる研修医登場。 しかも2人。「治ったんですか?」と聞かれて 苦笑いで「フライング」と答える。 「まだ休むから黙っててね」 と口止めはしっかりしておく。
私の巻いてるギブスは硬かったらしく 整形君は必死の様子。 だいたい切り終わった所で魚登場。 魚はギブスを切ってみたかったようだけど もう切るとこは切っちゃってる。 がっかりしたのがマルわかりで 私が脱いだギブスの関係ない所を切ってた。
恐る恐る第一歩。変な感じ。 足首はまだ内出血の後が残ってて色がヘン。 腫れは引いてるみたい。 ギブス取れたから足は軽いけど 固定は何もないから捻ったらオシマイ。 それがすごいプレッシャーで想像以上に怖い。 結局ギブスシャーレやシーネ固定はせず 弾性包帯で固定。久しぶりに靴下と靴を履く。
つけてたギブスをお土産にもらって帰る。 駐車場までの廊下も恐々歩く。 車に乗る時もドアを全開にして お尻を下ろしてから足を乗せる。 ギブス外してからの方が何をするにも気を使う。 帰ってから気がついた一大事。 「寝てる間に寝返りで捻ったらどうしよう」 自分でもビックリするぐらい怖さ倍増。 明日は速攻サポーター買ってこないと 怖くて家の中も歩けない。
これまた久しぶりにお風呂で足を洗う。 じっくりお湯につけて洗うとさすがに汚い。 汚れがボロボロ落ちて 職場で見る足浴後のお湯の出来上がり。 湯船にもゆっくり浸かって幸せ。
よせばいいのに、ギブスの臭いをかいで後悔。
2003年01月29日(水)
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