初恋の嵐のラストワルツ@新宿LOFT

2017年07月07日(金)
終業のチャイムとともに席を立つ
せっかく番号早いし、ムダにするわけには。
七夕の歌舞伎町、ご出勤前の浴衣姿もちらほらと賑やか。
ロフト前も、お待ちかねのお客さんで相当な賑わい!

番号通り入って、すぐにTシャツとCD買った
もうMサイズしかなかったけどー。

前方待機。だって物販で買った50番台。
みるみる埋まるフロア。
ロフトじゃちょっと狭いよなあ、って思った
関係者や仲間も多いだろうし
ここならバーフロアまで逃げ場があるからかな

いつものメンバーがステージに登場して
隅さんの歌からはじまる
今日のゲストはおよそ20人
ほとんど1曲ずつ交代で次々に代わっていく
「ほんとは丁寧に絡みたいけど時間がないから」
って。

バクホン山田さんの「罪の意識」あたりから
グッと空気が熱くなる。

私はバンドの熱心なファンではなかったけど
それでも1stアルバムから聴いてて
ウォークマン時代からiPhoneまで
途切れることなく初恋の嵐は、ずっとそばにあった。

中田さんのgood-byeも良かった
西山さんはライブで歌ったことない
って言ってたね。

女性ボーカルの初恋、私は初めて聴いたような
かわいかったなあさ子さん。まーくんもデレデレ。
真城さんも嬉しかったなー
木暮さんとのやりとりがホントおもしろかった
中森さんもいて

コヤマさんの盛り上げは、さすがの一言で。
もう、自分の曲か、ってくらい
ロックンロールのコール&レスポンスまでしっかり。

曽我部さんが登場して
星空のバラードを歌うかなと思ったら
スピッツのカバーだった。
あれから、また初恋も活動し始めたんだよね

星空は、このあと斉藤和義さんが歌いました
いや、ビビるわやっぱり。大物。
なのに1曲だけで、メンバーとの会話もなし。
こんなのできるのここだけだよ。笑

玉川さんのボーカルも新鮮だったなー
今はギターボーカルでバンドされてるのも知らなかった
小柄なのにパワフルな男っぽい歌声も意外だった。
ときめくわ。

ギターはあと、石垣さんヒントの伊東さんもいたり
かっこよかったなー
我らの勲も。
スピーカー近いとこにいたのに
全然音割れてなくて、ぜんぶの楽器が
きれいに聴こえてた。不思議なくらい。

はじめて初恋の嵐を観たのもロフトだった
何年前か数えるのはやめにしたんだけどさ
あのときは、ちゃんと彼らのことも知らなかった
西山さんはいなくなったばかり
いったい彼らはどこまで飲み込んで
どんな気持ちで立っていたんだろう、
って今になって。
年を取れば、思うこともある。
恋をする気持ちもよくわからなかった
10何年も経つまで。

ずっと楽しくて笑っていたけど
どうしても涙がこみ上げてくる場面もあった。
クボくんと、堂島さんのとき。

初恋に捧ぐ、楽しい曲であるほどに
今までのライブでの記憶がよみがえってきて
どうしようもなく、目の前が霞んでいく。
状況がいつでも明るかったわけじゃないだろう
なのに初恋のライブはいつも楽しかった
百戦錬磨のバンドマンたちが
はしゃいで、さわいで、かっこよくて、きらきらして
この音が。
奇跡だなんて呼ばないで
当たり前にしてきてしまった男たちの姿が
もう会えないなんて思いたくなくて。

ゲストボーカル最後が、堂島さん
初恋の嵐になくてはならない人
いちばん、近い人、ていうか。

ステージの一番前に立って
後ろの後ろのお客さんまで視線を飛ばして
声を、前に、言葉を一音ずつ噛みしめるように歌う
ずっと何度も観てきた、初恋での堂島さんの姿

まっすぐ前に向く声
けれど間奏中は、じっとうつむいて気持ちを溜めるように
また上を向いたときには泣いているように見えた
言葉を心にふるわせて
頭の中で鳴る西山さんの歌声と寄り添う
いつも、こんなふうに大事に歌ってくれた
いつも、いちばん気持ちが揺さぶられる「Nothin'」
大好きだった。

さいごもいつもの堂島さんらしく
隅さん、まーくんを紹介して、
作詞作曲ボーカルギター、西山達郎!と仰ぐ

アンコールもすごかった。
知ってたけど。

まずは木暮さんボーカルで1曲
これも楽しかったなあ!もうノリノリで。

touchは百戦錬磨の本領以外まで発揮する
お祭り状態なのは知ってたんだけど!
この人数。
20人以上のゲスト入り乱れての悪ノリ状態
酒飲むわ人の楽器弾くわスマホで撮影するわ
その動画くれ!

斉藤和義がドラム叩いて、曽我部さんがベース弾いて
その前で若手がギターで煽ったりしてんだよ
まーくん完全に休んでニコニコしてんだよ。

こんなに集まってもらえたのも、隅さんのおかげだよ
ってまーくんが言ったら
違うよ!西山のおかげ。
西山の遺してくれた曲のおかげでしょ、
それとアナタの人柄でしょ
って言ったの。ひゅー
卒業式の前の告白タイムみたいだった

西山さんがのこしてくれたもの
支えてくれた仲間たち
なにより、隅さんまーくんが
初恋の嵐の看板をおろさず続けてくれたおかげだよ。
ふたりがたくさんがんばったからだよ。
ありがとう。

お祭り騒ぎで大団円をむかえて
もう終わりかと思ったら、最後に1曲
いつものメンバーで、隅さんボーカルで、カモンアゲイン

まだ終わりじゃないって言ってもらえてるみたいだった
またいつか、って言ってくれた

今までみたいに、初恋の嵐はそばにいる
西山さんの歌声も
だれかの歌声も
百戦錬磨のバンドマンたちも
いつでも私の中でよみがえらせることができるくらい
染みついているよ。

19時から23時まで。
立ちっぱなしで本当に疲れた!
たくさん笑って、ちょっとだけ泣いて
今日も、たのしかった。

またいつか、会えますように

1 どこでもドア 隅倉弘至
2 だんだんわからなくなる 岩崎慧
3 雨やどり 岩崎慧
4 カントリーホーム かみぬまゆうたろう
5 君さえ居れば 石崎ひゅーい
6 罪の意識 山田将司
7 君の名前を呼べば 菅原卓郎
8 No Power! 金田康平
9 涙の旅路 小宮山雄飛
10 化粧に夢中な女の子 南壽あさ子
11 ブラインド 真城めぐみ
12 Good-Bye 中田裕二
13 さえない男たち 辻村豪文
14 ジョイント 松本素生
15 BODY & SOUL コヤマシュウ
16 宝物 コヤマシュウ
17 真夏の夜の事 安部コウセイ
18 untitled 百々和宏
19 初恋に捧ぐ クボケンジ
20 君と暮らせたら 曽我部恵一
21 星空のバラード 斉藤和義
22 君が待つ場所 鈴木正敏
23 果てしない想い 玉川裕高
24 あの娘のことば 堂島孝平
25 Nothin' 堂島孝平
26 それぞれの結論 隅倉弘至

E1 微妙にいかせてくれない 木暮晋也
E2 touch
E3 カモンアゲイン 隅倉弘至



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