対バンの嵐@新代田FEVER

2017年02月23日(木)
最後の対バンの嵐ということが発表されていた
セカンド発売以降も精力的に活動してくれていたけど
この夏を区切りにまた休止するとのこと

2月も下旬で、今年の初ライブ
ひっさびさのFEVER
終業後、乗り慣れない路線でいそいそと新代田
開演時間まであと少し
あースイミングスクール
そうそうそうこの下ね懐かしい

ライブの数日前にコンビニでチケット取ったのに
整理番号が20番台でびびってたんだけど
入ってみたらいつもの盛況ぶりで安心。
先行とかの分は番号が別なんだね
ぐいっとビールで待つ。
あー、美味しい

まずはセカイイチから。
これも何年振りか、ってもう調べるのやめています
だいだい10年超えてくるので苦しくなる

アルバム2枚くらい持ってるはず
なのに中心的に観ていた時期はないので
記憶のかなたの彼らから比べると、かなりファンキーな印象
あのころはメジャーだったし
本来やりたかったことがこっちなのかな
憶えのある曲はほとんどなかったけれど
エネルギーに満ちてて
なんていうか、魂?そういうのは全然若いときと同じで
ぐっと湿度が高まったオトナな熱量
かっこよかったー

楽しくなって、すぐさまカウンターにカラのカップを置き
おかわりを現金購入
大人になって良かったと思う瞬間

さて、初恋の嵐
ひさびさー
いつもの凄腕サポートメンバーが入場すると
フロアからは待ってましたとばかりの大拍手

9mmのボーカルさんがゲストって知ったときは
しっくりこなかったけど、聴いてみたらなるほど
歌謡曲っぽい歌い方もあって、合うねえ
松本素生氏に至ってはまた何年振りか以下略ですけど
貫禄が増しているのにも関わらず
お声の爽やかさが変わらないっていうボーカリストの不思議
初恋に捧ぐ、もう乗りこなし方が普通ではない

隅さんと、まーくんが歌う味わいも格段に上がってる
うまいわけではないんだけど
やっぱり一番西山さんの歌を聴いてるのはメンバーなんだな
って当たり前で申し訳ないんだけど
西山さんの癖というか、近さを感じるのは2人で。
涙の旅路、本当に良くてほんとうにちょっと泣いてしまう
一緒に歌っている

鈴木まーくんが
西山さんが亡くなってから出したCDについて
恥ずかしいだろうね、若いころに録音したデモとか
というようなことを言ってて
そういうのも、仲間の言葉、だなって
残されたもので作品を残せたこと、
本当にありがたいと思ってる。
でも、メンバーは着実にキャリアを重ねている中
西山さんの声はずっと若いころの未熟さを持っている
みんなみたいに経験を積んで
もっとちゃんとレコーディングしたかったよ
そんな思いが、聞こえてくるようでもある

本編よりお待ちかねなんじゃないか
っていうアンコールのセッションタイム
感想書くのが後日すぎて曲がぜんぜん思い出せない!
なにしろ笑いすぎて記憶が直後から薄かった
岩崎さんが真夏を歌ったのはおぼえてる

百戦錬磨の初恋の嵐楽団がですね
毎度本気で楽しみ始めると、当然長いです
菅原くんもギターで、セカイイチメンバーもソロをやり
松本さんはラップみたいのやってたかな
玉川さんのカッコ良さに今夜も泣く

客もみんなライブハウスの百戦錬磨
ノリ方が素直というか従順というか
演奏にひたすら沸き
悪ふざけに「写真撮れー」と号令かかれば
さっとスマホを取り出し、撮り
「終わりー」の一言で全員しまってたのは惚れた
だれもそのまま撮ってたりしない

もう少しくらいしんみりしたっていいのに
隅さんとかがちょっといいこと言おうとしても
結局いつもグズグズムードになって
セッションは盛り上がりまくって大笑いして終わる
かっこよすぎて、楽しすぎて笑いが止まんないんだよね

七夕の夜に、最後のライブをやると発表された
終演後のロビーにはチケットを求めるお客さんの列
やっぱり百戦錬磨で従順

メンバーみんなで鳴らしてるときがいちばん楽しい
あの姿を観たくて、音にしびれたくて行ってる
この夜も、本当に満たされた

それもあと一回か



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