イケニエの人@世田谷パブリックシアター

2004年11月24日(水)
ネタバレてますよ。

大人計画久しぶりの新作本公演。
夕方になって、ぶらーっと三軒茶屋まで。
ちょっと早く着いてしまってボーっとした。

ロビーでうろうろしたり、チラシ見たりして
10分前くらいに着席。
かなり天井が高くてキレイな良い雰囲気の劇場。
1階席の一番後ろのほうだったけど、さほど遠く感じない。
舞台には階段と両脇に滑車のようなものの付いたセット。

ほぼ時間通りに開演。
サダヲさんと宮藤さんの掛け合いシーンから。
いきなりブッチ切れてておもしろかった。
サダヲさんが私の横を駆け抜けて行った…よ。

物語の舞台は温泉旅館。
温泉偽造問題を起こした旅館に
新しい外食産業の企業が買収にやってくる。
厳しい研修を始める買収企業、
新支配人になろうとする借金まみれの男、
生き残りに必死になる従業員たち、
偽造の犯人である従業員に張り付くドキュメンタリー取材者、
正気を失い始める女将…

客演ナシの大人計画100%芝居。
今まで見てきたイメージと違うキャラはおもしろかった。
良々の脂っぽいオヤジとか
宮藤さんの大阪女とか
近藤公園のオトコマエ白スーツとか
紙ちゃんのエロさとか。

時々ミュージカル風に賑やかに踊って歌って。
曲はSAKEROCK担当だったようで。
星野さん出演してないのは残念だったけどー。
吐夢さんの喋りリズムがツボだった。

ストーリー自体はわりとコンパクトなのに
途中から登場人物それぞれの細かな問題が出てきて
いきなり終盤でてんやわんやになるのね。
見失うほどじゃないんだけど、
急にどうしたー!って感じでびっくりだった。
グッとくるほどのものがなかったというか。
消化不良な感じというか。
あんまり重いのも気分的に見たくなかったので
ちょうど良かったのかもしれないけど。

カーテンコールも1回しかなかった。
あのアッサリ感がすべてを物語るってとこでしょうか。
ごま油の香りがするカーテンコールは初めてだった。

けど笑いどころはあって、楽しかった。
席のおかげでいろんな役者さんが横通ったしー。
するっと通っただけだけどさ。
時事ネタの取り入れ方はやっぱりうまい。
これからはもうニンテンドーDSのCM見るたびに
いろんなこと思い出しちゃうんだろうなー。
と、書いた瞬間に今まさにCM流れたー!堪忍しとくれやす。

まあやっぱりナマの演劇は良いな。
来月はロミオとジュリエットだ。大作!悲恋モノ!一万円!
うひゃー。楽しみ。




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変態って思われてもしょうがない。

先週は見逃したけど、今週はスペ中見た!タップかー。
安藤裕子可愛かったなー。ヤスヤスのが可愛いけど。





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