village produce vol.3 「真昼のビッチ」@シアターアプル

2004年07月13日(火)
ネタバレてますよ。

午前中、午後とヒトツずつテストを受ける。
そのあと図書館行ったりバイトの給料もらいに行ったり
Suicaデビューしたり久しぶりに牛丼食べたり。
タワレコで高校時代のクラスメイトとか
大学で同じ専攻の男の子に偶然会ってしまったりとかして。
18:30新宿歌舞伎町着。

village produce vol.3 ASAGAYA SPIDERS PREMIUM
真昼のビッチ@シアターアプル

ヴィレッヂと阿佐ヶ谷スパイダースが手を組んだ舞台。
出演者も豪華です。
チケットだって6800円だもの。
劇場に入った瞬間、今日はいつもと違うと思った。
なんかお客さんの年齢層が高い。
いつもの阿佐スパ公演だと、お客さんは20〜30代が多いけど
今日は紳士淑女といった感じの中高年の方も多い。

長塚さんの声による諸注意アナウンスがあって。
開演、19時ちょっと過ぎ。

そこから休憩ナシで2時間半で、終演。
いやー、長かったのもあってお腹いっぱい。
私の席は前から5列目の右寄りで、結構見やすかった。

前回の阿佐スパ公演「はたらくおとこ」の
男だらけの芝居とは打って変わって
「真昼のビッチ」は女の芝居。

舞台は取り壊し寸前の寂れた街。
季節は夏で暑い真昼の出来事を描いている。
身体を売る女、買う男、地上げ屋、復讐する女…

いつも以上に悲しい話だったような気がする。
「はたくおとこ」を観た日に
「なんでいつもたて続けに人が死ぬのか」と書いた。
今回はたくさん人が死ぬ話ではなかった。
生きていた。
主人公は、生きていた。
女たちは生きて自分の思いを果たそうとしていた。

「あんただって、人のせいにしてるだろ!」

自分の不幸を、人のせいにするな。
という女たちの言葉。
みんなが誰かのせいにしながら生きている。
誰かのせいにしなきゃ生きていけないのは悲しいけど、
誰のせいにもできないで生きていくことの方が
もっと悲しいよなぁ。
と、見終えて劇場のロビーに出たときに思った。

劇場の外に出たら、歌舞伎町の街が目の前に。
これって結構すごい効果かも。
今回のお芝居は、
「出たら下北沢」
「出たら渋谷」
よりも
「出たら新宿歌舞伎町」
という方が、グッとくる。物語を心に留める。

チケット代は高かったけど、
良い役者さんもたくさん観れてよかったー。
主演の高橋由美子も細い身体なのにパワーあって良かったし。
千葉雅子さん、すごくかっこよかった。
やっぱり今回は女性が描かれた物語だったなぁ。

もちろん男性も素敵だった。
橋本じゅんさん、渡辺いっけいさんのコンビが
動きも良くて「役者ってすげー」って思った。
阿佐スパの中山さんも、相変わらずバカで最高だった。
ふふふ。




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今日はテストで使った辞書もテキストも持ってたので
チラシとパンフが加わって、帰りのカバンめちゃ重かった。
タワレコで会った友達には本当ビックリした。
高校時代の同級生は女の子なんだけど
そんなに親しくしていた子ではないので
目が合った瞬間「あれ?知ってる顔だな?」みたいになって
名前もすぐには出てこず「あ、あー!」って手を振っただけ。
大学の友達はエレベーターで入れ違いに。
「おおぉ!めっちゃびっくりしたー!」って言われた。
いや、私もびっくりしたよ。玉ちゃん。





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