京都再び 其の八。

2004年03月28日(日)
東京へ帰る日。
いつもの地下街で荷物をロッカーに入れようとするも、空きがない。
京都、春、日曜日。…しかたなく少し遠くのロッカーに。

くるりが駅でライブをするとあって、
駅周辺はものものしくスタッフが打ち合わせ中。
整理券もあっというまになくなったみたいだった。
私はまた四条方面へ歩いた。
くるりライブと同時刻、タワレコでANATAKIKOUのライブを見た。
良い!CD買ってサインまでもらってしまった。
CD早く聴きたい。

八条のギャラリー。撤収まで見届ける。お疲れさま。

23時発ドリーム号で、再び京都を離れた。


*****


後日追記(3.31 17:00)

本当にこの日は街に人でいっぱいだった。
くるりのライブは、整理券をもらえなかった人のために
大型ビジョンで生中継まで用意されていて。
11時の時点ですでに沢山の人がビジョン前で待機していた。
ライブ本番はどんな感じだったんだろうなぁ。

で、私はANATAKIKOU見たわけで。
このバンドに関しては、本当に最近知ったばっかり。
今月上旬に京都に行ったときに
くるりのアルバムと同じ試聴機に入っていたのを聴いてて
その時は「あー。いい感じだなー」と少し思っただけ。
20日、梅田周辺をぶらぶらしていた時に
タワレコ店内で『sand memotion』がかかっていて
さらに今度、梅田と京都でインストアがあることを知った。

その後、京都のレコード店で何回か試聴し
やっぱり良いなーと思ったので
んじゃあインストア行ってみよう、ということに。
早めにタワレコに着いたのでリハから見させてもらいました。
ANATAKIKOUさんは、2人のボーカルギターとドラムによる3人組。
この日はベースサポートなしのアコースティック体制。

15時になって、店員さんのアナウンスの後ライブ本番。
淡々としつつも展開はドラマチックに。
「またたく合図」のアコースティックver.素敵!
コーラスワークが非常にグッとくるんです。
ツインボーカルのコンビネーションはもちろんのこと
ドラムの人も繊細なコーラスを。
ていうかドラムの人がだんだん紅潮していくのが可笑しかった。
テンション上がってってたのね、きっと。

MCも可笑しかった。特に松浦さん。
「今日はみなさんこんなにたくさん集まっていただいて。
今日のこの時間、たいへん悪条件の中!…ねぇ。
ほんとに2人くらいしか来ないんちゃうかと言ってたんですが」
と、何度も「悪条件」は繰り返していた。
くるりのことを言っているんだろうけども。
「ほんとに嬉しいよね!今日はもう純白の気持ちでやります。
純白や!…気球や!」
とか「嫁はんのパジャマ」とかわけわからんことも言っていた。
「花見の気分で。僕ら3人を桜だと思って見てください」とか。

「キューティーフォン」という曲は激しめで
またドラムの人の顔が紅く…
曲終わりで松浦さんが「キューティーフォンて意味わからん」
と言ったら北條さんが「可愛い電話という意味や」と早口で。
笑いのコンビネーションもなかなかのようです。

終わった後、CDを買うとステッカーがもらえるとのこと。
どうせそのうち買うなら今買おうと思い購入。
ご本人たちからステッカーをもらうべく並んでいると
なにやら皆さんCDやステッカーにサインをもらっている様子。
私もちゃっかりCD盤面にサインをいただきました。
そして「東京でまた観に行きます!」と、お話した。

ちなみに今日やった曲は
カリントボンボン/午後5時の追随画/またたく合図
キューティーフォン/甘い種の不思議/アーチ越えて
だそうです。オフィぱくりすみません。

うーん。行って良かった。

本来の目的に手をつけられないまま
インストアなんか観に行ってしまったことが
本当に良いことだとは思ってない。現実逃避だとも思う。
けど、思いつめたままで京都を離れたら
もう二度と京都に戻って来れないような気もしていた。
ANATAKIKOUは、気分をすくいあげてくれたひとつ。
良い音楽に出会うことも
良い人に出会うことも
私の中の大事なひとつになっていく。
思いつめたモヤモヤのなかに封じ込めてしまわないように。
からめてしまった糸は少しずつほどいて
揺るがないなにかヒトツを見つけていきたいと思う。






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