題名「シの夜」。 |
2002年12月15日(日) |
副題「王子とセクシーボイス」 はっはっは。
前置き。 久しぶりに飲酒したらアッサリ酔いまして。 両親から受け継いだアルコール分解酵素よ何処へ! …てな感じで、 日記書くのは目覚めてからにしようと思ったのですが。 お風呂入ったら正常になったようなので書きます。
今日は、生まれて初めてナマで 「ポエトリーリーディング」というものを聴いた。
「詩」と聞いて思い出すのは 「雨ニモマケズ…」ぐらいだった私だが 最近「詩」に触れ始めたのは、 ここエンピツでも日記を書いている少年詩人がきっかけ。 自分で詩を書こうとは思ってないけど 読んでいると楽しいことに気付きはじめた感じで。
その詩人くん(京都在住)が 東京に来るということで、初めて会ったのが今夜だった。 会った時には、彼の詩仲間や友人を含めて7人ぐらいで。 リーディングをやるカフェに行った。
普通のカフェの一角にマイクスタンドが1本。 一人ずつ順々に詩をリーディングしていく。 音楽のようなリズムや抑揚のある人もいれば、 語りかけるように穏やかな人、 友人と話すときのように自然な人、さまざま。 最初は、その未知のパフォーマンスに 圧倒されてしまって。 ただただ「すげー」とかしか思えなくて。 んー、でも音楽のライブと感覚としては同じだと思った。 けど、旋律なしに言葉だけで伝えるというのは 単純明快のようで、ひどく難しいもののように感じた。
そのカフェをあとにするころには 彼の詩仲間は交通の関係で帰ってしまっており 残ったのは、彼と私と彼の友人(絵描きさん)の3人。 まだ21時だったので、飲みに行くことに。 いちおう彼のサイトを通じて ある程度の認識はあるものの、 言わば彼らと私は初対面なので 私は、その時点ではまだ少し緊張してた。 2人男の子だし。
年齢的には私の2コ上と2コ下の二人。 あまり差がないこともあってか 話してるといろいろ思うところもたくさん。 2人はいろいろと創作活動もしているし、聞いてて 「アーティストだわぁ」 と思った。 お互いを認め合ってて、刺激しあいつつの友情を感じて。
私は、話したいことがあったはずなのに あまり話すことができなかった。 話しにくい空気だったとかではなく、 なんか言葉が出てこなかったんだよね。 酒も入ってるしさ。 楽しくて、ただそこに居ることに満足したというか。 直接話ができたということが 貴重だったし、すごく良かったなぁと思う。 うちに帰りたくないと思ったもん。 たぶん酔ってきてたからだと思うけど。 まぁ、2人とも彼女の話でノロケられた時だけは ウザかったけど!ははは。
頭がクラクラして。 それはアルコールと、 あと2人の素敵な笑顔と声のせい(と言っておこう)。 でも、理性を保っている自分が斜め上から見ていた。 こう。暴言吐かないように抑えたりとか。 ただ、そのまま家に帰って 兄の顔とか見たらしんどさ200%だと思って。 電車を降りたあと、家に帰るまでに少し遠回りして 公園のベンチで30分ぐらい頭冷やしてた。
ずっと『another sky』を聴いてた。 さっきまでの会話を思い起こしながら。 私は、なにができるだろうか。 将来を見据えた上で大学に入ったつもりだったけれど 今、私はまだ模索中だ。 先が見えなくて。 私はたぶん彼らのようなアーティストにはならないけれど。 だとしたら、何になろう。 何をしていこう。 何を見て、何を掴んで どこに向かって、これから歩んでいこうか。 そんなことを考えて、 身体が冷えてきたところで家に帰った。
訂正。 まだアタマ、正常にはなっていないらしい。 フワフワする。 2人の放つセクシーボイスの音波は 思いのほか私の脳に衝撃を残したということか。 もう朝になっちまうでよ。
うーん。 今日はいろいろあって楽しかった。 ありがとう。 という気持ち。
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