オールオアナッシング。

2002年12月05日(木)
バインのファンクラブから会報が届いた。

「特別号」と銘打ったそれには
4人のインタビューと西原誠単独インタビューが
かなり細かく掲載されていた。
私の抱いた数々の疑問に対する答えも
その中にあった。


インタビューを読んでいる状態は
まさに泣き笑い。
本文中にもあったのだけど「泣き笑い」。

抜け落ちていた感情の穴に
少しだけ温かいものが流れ込んでいくような。

夏から、迷いの中にいたリーダー。
結論を出した今はもう、未来を見ている。
アンタかっこいいよ!
これからも歩みを止めないと決めた3人。
「どうなるかまだわからないけど、
やってみんとわからんやろ?」
メンバーの率直な思いが聞けただけで、嬉しかった。
それはもちろん、同時に切なくもあったけれど。

思い出したんだ。
『another sky』が、かっこいいアルバムだってこと。
ここ数日聴いていなかったけど
たまらなく聴きたくなって、
会報を読み終わってすぐにCDをかけた。

ああ、これだな。
やっぱり、すっごいかっこいい。
ヘラヘラ笑いながら聴いてて。
でも途中でグっときたりもして。
「アナザーワールド」あたりから、また少し泣いた。
ラストの「ふたり」を聴いてて。
その音にやっぱり心を持っていかれた。

やっぱり、私はバインがいなきゃダメだ。
そうなんだよ、やっぱり。
そう思った時、
ずっとずっと言葉にすることをためらってきた感情が
ふと言葉になって、湧き上がった。
言葉にしたら、きっと薄っぺらくなると。
まだ信じていない言葉に自分の感情を託せない。
そう思っていたのに。
でも「ふたり」を聴いてて、思ったんだ。

そしたら涙がドバドバ流れてきて。
リーダー脱退が発表されて初めて、声をあげて泣いた。
ヨダレとかちょっと出て汚かったんだけど。
胸が苦しかった。
でも、泣けて、少しだけラクになれた。




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やっぱり薄っぺらいなぁ。
納得いかないから、きっともう二度と書かないね。
こんなこと。

それにしても。
「望みの彼方」に続き、
またも西川さんの曲に号泣させられた。
ちょっとくやしい。






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