理解する≠受け入れる。 |
2002年12月03日(火) |
昨夜は、あまり眠れなかった。 朝方まで悶々としていた。
他の方の日記や、サイトのbbsをたくさん読んで いろんな人のいろんな言葉に触れた。 少し泣いた。
そう、少しだけ。
自分でも驚くほど涙が出ないのだ。 休養宣言を知った去年の3月も、 手術をして治ったと知った一年前も、 復帰した5月も、 あんなにたくさんたくさん泣いたのに。
今回は、少し泣いては すぐに涙が止まる。
私はまだ、受け入れていないのだ。 この事実を。
まだ、だめだ。 リーダーにお疲れ様でしたとか ありがとうとか これからも忘れませんとか ゆっくり休んで下さいとか …とてもじゃないけど言えない。
言葉にしてしまえば、それを受け入れることになる。
これはもうほとんど、恐怖だ。
私にとって、GRAPEVINEというバンドは なかでも西原誠という人は その… なんていうか… もう違うんだよ。 どんな言葉にしたって、表現できない。
さっきから何度も、文章を書いては消している。
気持ちを言葉にした瞬間に それが急に薄っぺらくなってしまうような気がする。
私の想いに他の人のと同じ名前を付けたら それがどこか自分のものでなくなってしまうような気がする。 ばかばかしいかもしれないけれど。
こわい。 やっぱり。 いなくなるなんて。 そんなの、やっぱりひどすぎる。
昨日と同じこと書いてるけど。 ああ、やっぱり。 お願いだから。 西原誠にベースを返してあげてください。 彼にこれからもベースを弾いて欲しいんです。 たくさんライブもやって、曲も作って。 笑顔を見せて欲しいんです。 だから、お願いします。
…わかってるけど。
今日の夕方、J-WAVEで来年のツアーの チケット電話先行予約をしていた。 私は電話をかけて、 初日クラブチッタのチケットを一枚予約した。 行くつもりではなかったけれど。 行って、彼らの姿を見たいと思った。 どんな決意で新たな道を歩き始めるのか、 その姿を見たいと思ったからだ。 そこに西原誠の姿が、音が、ないとしても。
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