経過報告2。

2002年11月23日(土)
『another sky』の話をしましょう。

まず、初日。
今週の火曜日、アルバムを買った日。
部屋の明かりを落として
ドキドキしながらステレオの再生ボタンを押した。
CDを初めて再生する時に
あんなに緊張したのは久しぶりだった。

流れ出した音に
少し笑ってしまった。
嬉しかった。
「こう来たか」
ニヤリと思わず笑いがこみ上げる。

決して派手ではない、
静かに押寄せる
新しいステージの幕開け。

幕が開けばもうこっちのもの。

とでも言いたげに後へと繋がる。
馴らされたリズムに踊らされる。

音が言葉が突き上げる。
突き抜けている。

蒼くて堅くて破瓜のようで
バカな もう臨界点
んなワケねえよ!
それでも
甘くて素敵な痛みでした
やがて 手を触れあえればいい
んなもんおめえにあるわけがねえさ
あのままで 他になにもいらなかった
さあ 思い切って そう
あの向こうへと精一杯息をして
いつもそうやって 時を感じてる

シングルの「BLUE BACK」を聴いた時に
“ぶち破っている”
という感想を持ったが
それはそのままアルバムにも当てはまる。
濃度ドロドロの今までの空気がないとは言わない。
ただ、そのドロドロの溶液の色とか
それがあるとすれば、
その色がちょっと変わったような気がする。

まさしくこのアルバムのジャケットのように。
全体に統一される色が、薄い水色の溶液。

私、バインで好きなジャケとかなかったけど
今回のジャケは間違いなく一番好き。

上手くは言えないけど
「してやられた」気がする。
このアルバム。

以前ラジオでリーダーが
合宿で麻雀とか宴会をたくさんしていた
ということをツッコまれた時
「そんなんばっかやってたわけやない。
めっちゃカッコイイもん作ってたっちゅうねん!」
と言っていたけど。
まさにそれ。
コソっと合宿なんかして
こんなカッコイイもん作ってたんかい!
と言いたくなる。

ゴタゴタ言ってきたけど。

私は、もっと彼らの音にドロドロにされたい。
願わくば彼らの奏でる生の音によって。
あと2ヶ月以上も我慢しなくてはいけないけど。
でもこのアルバムでなら
それくらい、待ってやってもいい。

あー特にさ。
ラストの3曲とか。
この繋がりは最強だと思うわけ。
前半もすごくいいんだけど。
でね、その前半の勢いづいた流れから
怒涛のラストにもつれこみたい衝動に駆られて
ついつい「ナツノヒカリ」を飛ばしてしまう自分がいる。
うあー。
別に、曲自体は好きなのに。
ば、場所が悪いのかな…
じゃあどこに?って言われてもわかんないけど。

明日、家にマサちゃんが来るので
『another sky』をがっちり聴かせるつもり。




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これはね、日記を読んでくださった
アナタにも強く言いたい。
でもまぁ、その際はもちろん敬語で。





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