続・三日月ロックショウ。 |
2002年09月11日(水) |
…と、その前に。 GRAPEVINE新譜情報がアロハプロダクションHPで発表。
10.17発売 『BLUE BACK』詞:田中和将/曲:西原誠 c/w「STUDY」詞:田中和将/曲:西川弘剛
きたーっ!西原誠作曲!!!!!! 待ってました。 ほんとにほんとにほんとに待ってました。 待ってたんだよ、こんちきしょーーっ! 復帰とは言え前作もレコーディングには不参加だったわけで。 いよいよ本格復帰+作曲。 本日届いた会報にはいろんな意味で落胆させられたけど ちゃ〜んと戻ってきてくれるなら、もういいわ。 久々のWウエストのシングルってのも嬉しい。
さて。 では本題へ。
『三日月ロック』 『PINKIE'S ROCK SHOW』
私が昨日買った2枚のアルバム。 期せずして二作共に「ロック」という言葉を含んでいる。 しかし、スピッツにとっては10作目、 ヘルマンにとってはメジャーでの2作目である。
スピッツから先に聴いてみた。 1曲目のイントロからスーっと身体の中へ音が入り込む。 思わず口元が緩んでしまう。 切なげなメロディーではあったが、 そこに久しぶりのスピッツの音を感じられて嬉しかった。
私は畳の上に寝転がっていたが、この6畳の部屋の 隅から隅までゴロゴロと転がりたい気分だった。 嬉しくて。 そして、昔のことを思い出していた。 中学2年生のころ。 生まれて初めて好きになった音楽がスピッツで 生まれて初めて買ったアルバムは『インディゴ地平線』で。 本当に、毎日毎日聴いていた。 笑ったり泣いたりしながら。
『インディゴ地平線』を買った駅前のデパートは 今はもうないけれど、 スピッツは今も変わらず音楽を続けている。 彼らが変わっていないとかではなくてね。 彼らは、また私も成長とか発展とかいう名の 変化をともないながらここまで毎日歩いてきた。 けれどこうした音楽での関係は変わっていない。
そのことが、とても幸せなことに思えて すこしだけ涙が出た。 「ミカンズのテーマ」を聴きながら。
『三日月ロック』を2周させて ご飯食べたりお風呂入ったりした後 『PINKIE'S ROCK SHOW』を聴いた。
書こうと思っていた昨日の日記を 上手く書けなくなってしまったのは、 このアルバムを聴いたからだった。
なんだろう。 正直言ってちょっと拍子抜けしてしまったのだ。 期待していたものに裏切られたというか。 そんな感覚はバインの新譜を聴く時よく感じるのだが。 「そうきたかー!」っていう。 その意味合いとも違っていて。
確かに身体はリズムを刻みたがるけど 奥から突き上げるような衝撃とか 胸を掻きむしりたくなるような衝動とか こみ上げてくる笑いとか そういうものが少し足りない。 『アクション』の時、微かに感じていた疑問符の輪郭が 少し鮮明に見えてしまった気がした。 アルバムでは疑問符が勘違いであったと 思い直させてくれるものだと大いに期待していたのに。
でも8曲目「テケテケTENGU」 この曲はインストなのだが、ここにきて初めて 「あ〜きたきた!」って感じがして嬉しかった。 そこから「ROCK IT NOW!」→「PINKIE'S ROCK SHOW」と 最後の「サマーブレイカー」まで繋がっていく感じは すごく気持ち良くて。 前半部で今のところ気に入ってるのは 「Station1」とかかなぁ。
タワレコの購入特典「A NEWLY DISCOVERD CRATER」の ライブバージョン8cmCDを聴いて すごく満たされた気持ちになってしまって。 この曲、大好き。音源買ってないんだけど。
ライブで聴くと全然印象変わっちゃったりするんだけどね。 今日FCライブのチケット取ったし。 21日、渋谷屋根裏で。 ライブに行った後、また聴く時には違った味になるだろうか。
スピッツから始まった私の音楽生活。 あの頃はまだ一枚のCDだけを毎日聴いていたけれど。 今私は、一日に2枚もCDを買うこともあるぐらい、 好きな音楽もたくさんある。 きっとこれからも愛しい音楽がたくさん増える。 例え地球のどこかで罪のないたくさんの人の命が奪われても その間には新しい命もたくさん誕生するわけで。 私はたまにだけど、そういうことを意識して毎日音楽を聴く。 毎日音楽を聴いて、時々世界のことを考える。 考えて、何をするわけでもないのだけれど。 せめて自分の周りぐらいは幸せな状態にしておきたい。 友達と仲直りするとか、ゴミ捨てのマナーを守るとか 親に電話するとか、ちっちゃいことだけど。
時々ちいさな幸せを感じる。
私に幸せをもたらしてくれた人に感謝して、 自分も幸せを感じてもらえるような人間になりたいと考える。
もしも今日の私の日記で不快感を感じた ヘルマンリスナーがいたら申し訳ない。
でも、読んでくれてありがとう。 私もあなたと同じで音楽が好きなだけなのです。
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