初恋に捧ぐ。 |
2002年08月23日(金) |
ここでももう何回も書いてきているが 初恋の嵐の曲がすごくいい。
21日に発売されたアルバム『初恋に捧ぐ』を聴いた。 そして今日、タワレコ新宿店で行われた メンバーとスタッフによるトークイベントへ行ってきた。
メンバーとレコード会社・事務所のスタッフ、 取材経験のある音楽ライターの計5人。 本人たち曰く「さえない男たちによるさえないトーク」。 内容は制作秘話とか、そういうことで。 私が気に入っていた「nothin'」の唄は たまたま時間があったから録っていたものなのだそうだ。 その偶然に、私は心から感謝したい。
CDに封入されている土橋さんという方の ライナーノーツに、こんな一節がある。
「この作品はあらかじめ悲しいストーリーの 元に語られる運命を背負っているが、そんな話は抜きにして この極めて純度の高い奇跡的なロックンロールに、 素直に耳を傾けて欲しい」
私が初恋の曲に心打たれたのは 4月のライブで、そこには西山さんの歌声はなかった。 それは事実で。 西山さんが亡くなっていることを前提に 私は初恋の嵐の曲を聴いたのだ。
土橋さんの言うように そんな話は抜きにしたいのは山々だが、 どうしたって、悲しさは拭いきれない。
それは私の素直な考えだ。
でも私は、この作品を楽しむ。 きっとずっと長い間、この作品を聴くだろう。
それも私の素直な考えだ。
どうしようもない悲しみの上に成り立つこの作品の 全てをしっかり受け止めたうえで、向かい合いたい。 限られた音源の中で こんなに素晴らしい作品を作り上げてくれた 初恋のメンバーとスタッフに対する 感謝の気持ちを大いに込めて。
今日のイベントでは秘蔵ライブ映像も見た。 トーク中は、あんなにオドオドしてたメンバーも 演奏中は全然違ってカッコイイねぇ。 西山さんが動いているところは アルバムのエクストラ映像のPVぐらいでしか 見たことなかったんだけど、 これまたなかなか。 バンド青年って感じね。 八重歯があるんだなぁ、とか。私と一緒だ。
ビデオ上映が終わったあと サイン入りフライヤーとポスターを メンバー御本人から手渡してもらえた。 なんかこんなの初めてでドキドキしちゃった。 握手までしてもらってしまったし。はは。 男の人の手って大きいね。きゃ。
「真夏の夜の事」のPVがユニバーサルのサイトで フルで見ることができます。 是非、見て聴いてみてください。 山本太郎と緒川たまき主演。 2人とも好きな役者さんなので嬉しい。 映画のような作りで、ドラマチックです。
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