知らなくても良い過去。 |
2002年06月03日(月) |
私は古本屋だとか中古レコード屋などが好きだ。
不用だと見なされたか、或いは仕方なく売りに出されたか そんな商品たちがひしめき合っている様は なんとも心地よく感じられる空間を演出する。 摩天楼のような棚の間で、細々と本を開いてみる。 棚に戻す時、上手く入らない…なんてのも一興。
とは言え、私が今日来ているのは 大型チェーン「BOOK OFF」なので、そんな風情には欠ける。 広い店内というのも、ゆったりしていて良いものである。
私はいつものように音楽雑誌のコーナーへ。 好きなミュージシャンの過去記事を漁るのは、最近の趣味。
まず「これは買いだ」となったのは 97年冬発行『BREaTH』第3号。 マサムネさんと田中和将が載っていたから。 マサムネさん林檎の皮なんて剥いちゃって…かわいい。 インタビューの方は、帰ってからじっくり読むとして。 …にしても、田中さんも若いな。 髪型センター分けだし。。 ま、当時は23歳。若くて当然よねぇ。 うんうん。
さぁて、他にも目ぼしいものがないかと次々に雑誌をめくる。 見慣れない雑誌『MaMA magazine 創刊号』というものの中に なにやら見覚えのある顔を見止めた。 え? でもなんか違わない?? 目を凝らしてみる。 2,3ページめくってみる。 確認した。 GRAPEVINEの4人が、スゴイ衣装を着て (いや、着せられて)笑っているのだ。 インタビュー記事ではない。 完全なるモデルとして、4人はここにいる。
げぇほっ!げほっげほっ…
本気で、むせた。 なんっじゃこれはぁぁぁぁぁーー!!! 誰?誰?? 特にこのワッフルヘアーの人、誰?! この人がGRAPEVINEのギタリストだなんて嘘でしょう?!! 嗚呼…97年6月号ということは、デビュー前。 なのに、なんでこんな仕事しているんだ。
亀ちゃんごっついしー 田中さん今と眉の太さ違うしー リーダーは、そんな変わってないけど 西川さん…論外。。
モデルとして、なんとかサマになってるのは 田中西原の両人だろうか。
私は、半ば眩暈しつつも、2冊を合計210円で購入した。
かくして、過去のバインに目を眩ませられた私は 回復のためコンビニで「ぴあ」をチェック。 …良かった。 この写真は、かっこよく撮れている。 それぞれ視線をずらして、田中さんだけカメラ目線。 そうそう、それでいいんだ。 それがアナタたちのスタイルってもんでしょう?
う〜〜でもホント怖かったよー。 お母さぁ〜ん…!! 全員が20代だったとは言え、冒険しすぎ。。 97年当時の彼らを知らない、私のようなファンは 誰でも同じ衝撃を受けるだろう。 特に西川さんファンは……ご愁傷様。
とか言って、しっかり購入してしまう自分が 一番怖かったりもする。
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