陰摩羅鬼の瑕、読破です! さっそくですが、以下ネタバレです。 途中の方はこのページを今すぐ閉じてください。 大丈夫、消しませんから(笑) なんて悲しい話なんでしょうか。 伯爵… 私が京極作品読むとたいてい最後まで騙されてるんですが、 この話は珍しく途中から、というかだいぶ前のあたりからトリックがわかってしまいました。 それはそれで残念なものなんだなぁ(しみじみ) 今回期待していたほどは神、こと榎木津の活躍もなく、拝み屋も出番が少なく、 そのあたりは個人的にちょっと寂しいんですが とても面白く読めたと思います。 3人の「私」の視点から語られることによって多少時間が前後し、何度もあじわう不思議な既視感…。 友人は読みにくかったと批判していましたが、私はそうでもなかったと思いますよ。 神だって決して暴れてないわけじゃないし(笑) 「究極の白樺湖だ!」 「僕は水気のな菓子は嫌いですよ」 「因みに僕は探偵だ!」 ステキ…(涙) いちおう主要人物は全員登場もしてるし。 木場さんも益田さんも。(前髪を伸ばしている彼が結構お気に入りだったりするので出番が少なかったのは残念でしたが) 関口さんもなんとかこっちの戻ってきたし。 宴は出番ないわ壊れてるわ、見てられなかったので。 良かったです。 榎さんが彼の事を「タツミ」と呼びすててるあたり、とってもよかったです(ハイハイ) 死への概念、確かに難しいところがあります。 心臓は止まっていても髪は伸びるし爪も伸びている。 細胞の一部は未だ死んでいない状態でも、呼吸が止まってしまえばそれが「死ぬ」ことになるのか。 過去、現在、未来。今まで起きた事、今、今から起きる事。 考えても考えても、正しい答は見つかりません。 過去も未来も無い。 あるのは今、現在だけ。 でもその「今」も、もう過去の事になっている。 その話はまた今度に・・・・・・
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