思うままに


「生きている」こと。追記したよ。
2006年06月20日(火)

今日は生きることやらそういうことをよく考えたあたしです。
言葉がところどころとっても悪いと思うけど、まあ、気にしないで下さい。
あと、たぶん無駄に長いです。

山口県光市の本村さんの妻子が当時18歳の少年に殺された事件の最高裁判決。
最高裁でも無期懲役なんぞ出ようものなら、日本はもう終わったなと思うとこだったと思う。
でも、あたしは「判決破棄」じゃ納得いかない。
はっきり最高裁で「お前は死ぬしかないんだよ」って言ってほしかった。
死刑の可能性が高くなったって言ったって、まだ決まったわけじゃない。
「死ぬこと」しかつりあわないのに、本村さんはまだ闘わなきゃいけないの?

そんなこと思ってるあたしはどうなのか。
あたしだって、この少年と同じだ。
去年の8月、あたしはあたしの意思で一つの命を絶った。
殺したんだよ。あたしの子どもを。同じなんだよ。全く同じなんだよ。
じゃあ、あたしはなぜ生きている?
あたしはなんで生きていられるの?
生きてていいの?死ななくちゃいけないんじゃないの?
人には「死ね」って言って、自分は生きていくの?
って、さっきから頭ぐるぐるなのです。





ほとんど眠れなかったんです。
ここからは21日夕方に書いてます。
あたしには自ら死ぬ勇気もない。
今、他人から殺されようとしても、殺さないで!と思うだろう。
あー、ほんとにこの少年と同じだ。
あたしもずるいだけの人間だな。
自分がわからなくなってきた。

こんなことも。
大学の時に好きだった男から久しぶりにメールが来ていた。
なんでも、会社の席の目の前の女の子の日記をうっかり読んじゃって、
その子が堕胎したことで悩んでいたようだと。
今は新しく彼氏ができたのかそうでもないそうなんだけど、
前は手首にばんそうこうを貼ってたこともあったらしい。リストカットね。
彼はできちゃった結婚した人だから、
自分も堕胎させるか産んでもらうか悩んだ身だし、
なんとなく他人事じゃない気がして、相談に乗ってあげたいんだけど…、
ということらしい。
で、なぜあたしに連絡取ったかといえば、あたしが同じ過去を持ってたからなんだそうで。

あたしが言ったのは「いろんな意味で、時間って残酷なものだよ」。
時間が経てば、強い感情も薄まっていく。
あの子のことは、忘れてないよ。
泣いてばかりの日々もあったけど、でも、そればかりじゃ前に進めないんだ。
だから、その子もそうじゃないのかな、と。
今が大丈夫なら、今は見守ってていいと思うよ、と。
そんな感じ。

最後に彼からもらった言葉は、
「赤ちゃんのこと、忘れないでいてあげてな」
「俺はいま後悔するか、あとで後悔するか、って選択だったとその時は思ったけど、
 あの時、産んでもらうって選択をしてよかったと思ってるよ。後悔はないもんな」
だって。立派だね。彼は2児のお父さんだもの。

「上の子見てると、たまに不思議な感じがするで。
 もしかしたら、コイツはおらへんかもしれんかったやもんな」

生きているって、不思議だ。




⊂今日の曲⊃
その先にあるもの / SURFACE

↓同じ日付の過去日記があれば、リンクが登場。↓
2005年06月20日(月) 天災。
2003年06月20日(金) 眠れない。
< 前   題名一覧  後 >


出雲千春[メール][RSS]↑エンピツ投票ボタンです。
My Enpituに登録できます。

カウンター。