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2020年05月20日(水) |
「終りなき夜に生れつく」考 |
「終りなき夜に生れつく」 アガサ・クリスティー著
終わりなき夜、とは、終わりなき欲(特に物欲) ということなのだろうか… それとも、 普通の人生から大幅に外れた、光の望めない状態のこと を指しているのだろうか…
「そういうことだったの」という 母の言葉が意味することは、 贅沢するために、 協力者と組んで、善意のスポンサーを捕まえた。 という解釈をしたのだろうか…
エリーは、何かに気付いている様子だった。 どこまで気付いていたのだろうか? 全てを分かっていたのだろうか?
哀しさと虚無の読後感。 幸福が大半を占めるためか、 幸福を確認するように、何回も読んでしまう中毒性。
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