この日は最後のバイトだった。「本当に最後なの?」とか言われて少し名残惜しかった。派遣の仕事なので、やめるとかいう連絡は派遣会社を通すことになる。だから、一緒に仕事をしていた人たちには十分情報が行き渡らなかったりするのだ。必要はなかったのだが、一応言ってはいた。でも、それを聞いていなかった人もいたらしい。うわさだと思ってた、とか言っていたが。
研究のほうが一段落つくのかどうか。それで今後のバイトが決まる。研究にすべてを費やしたくはないので、なんとか余裕がほしいものだが…。あと、作業がもう少し単純になってほしい。まず、何をするのか考えることからはじめるのはもううんざりだ。具体的な作業内容が決まってくれば、作業を単純化できるように計画を立てることもできようというものだが。
今回のバイトで、計10万くらいは稼げたようだ。これで減りつつあった貯金も少しは持ち直したことだろう。もともと僕はほとんどお金を使わないから、一度稼げばなかなか減らないのだ。それでも、お金と言うのは稼がない限りは必ず減るものだ。またなにか仕事を探さないと…。
バイトは止めたが、やめていないことにするのも一つの手だな。そうすれば週1回か2回は必ず休めることになる。それはそれでアリという気もする。夏休みが終わったら、休日を取れるようになるのだろうか。ずっとゲームを作りたいと思っていたのにまったく手をつけていない。ここらでやってみたいのだが、さすがにゲームを作るとなると、どんなに小さなものでもそれなりにまとまった時間がいる。研究室から帰った後の夜だけではなかなかに難しい。
飲み会に誘ってくれると言っていたが、果たしてメールは来るのだろうか。