Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2002年09月26日(木) 死者の人権とつきあいの本音

2002/09/27 0:29
今日は、特に何もしなかった。
昨日書きそびれた日記すら、この時間まで書いていなかったのだから、
本当になにもしていなかったと言える。

ためしに、ブラウザのフォントを変えてみた。
Windows 2000などのウインドウデザイン、
「Windowsスタンダード」に使われている、
“Tahoma”というフォントだ。
このフォント、見た目もさることながら、意外な利点があった。

それは、行間が空くこと。
この日記はスタイルシートを使って行間を空けているが、
互換性に気を使ったり面倒くさがったりで
行間が空いていないページは多い。
そのようなページを見ると、読んでいるうちに疲れてしまうと思う。

しかし、行間が空けば、
それだけでだいぶページは読みやすくなる。
かまくらとかいうページで絶対に行間を空けるべきだと力説していたが、
僕はそこまでは言わない。
Webページはそれぞれ、制作者の目的があって作られているのだ。
他人につべこべ言われる筋合いはないだろう。
でも、読む方としては、空いていた方が読みやすいことは確かだ。
ということで、行間が空くフォントは使える。
それにしても、勝手に行間が空くフォントがあるとは思わなかった。

テレビで、交通事故で死んだ人たちの家族の特集をしていた。
死者に人権はないのかと聞いたら、
検事が、法律的にはありません、と答えたらしい。
まあ、そうだろうな。
だいたい、生きているうちは実名で報道されないのに、
死んだ途端に実名で報道されるのはおかしいのだ。
死んだらなにをしてもいいと思っている。
でもまあ、実際そうなのだ。

マスコミですらそうなのだから、
多くの人の目に触れない部分ではもっとひどいだろう。
高校生が一人死んだとき、
赤信号だろうが青信号だろうが、
検察や警察の人間にしてみればどちらでもいいことだ。

要するに、法律的にも死者は肉のかたまりってことになってるわけだ。
もはや尊厳も名誉もない。
…だから、何なんだろう?
眠くて頭の回転が…。
何か言いたいことがあった気がするのだが。

ああ、そうだ。
ヒステリックに騒ぐなってことだ。
北朝鮮の拉致の話でも思ったのだが、
被害者の家族は、なぜあれほど騒ぐのだろう?
騒いだところでどうなるのだろう?
…と思ったのだが、冷静に考えてみれば、
彼らはそれほど大騒ぎしているわけではない。
真相の究明を求めているだけだ。
何のことはない。不幸な人々を捕まえて、
かわいそうだと言ってマスコミが騒いでいるだけなのだ。
…何とかした方がいいのではないだろうか。
なぜあのような報道が好まれるのだろうか。

死者の人権か…。
死者が社会に与える影響の大きさを考えると、
ある程度認められてもいいような気がするが…。
どうなのだろう?
実際、死者の人権が虐げられることによって、
その関係者の人権が侵害されるということはないのだろうか。

もうひとつ。
人と人とがつきあうとき、重要なのは何なんだろうか。
僕は、本音が一番重要だと思っていた。
その人が実際なにを考えているのか。
本心はどう思っているのか。
…しかし、これはそんなにこだわるべき問題なのだろうか。
結局のところ、ほとんどの場合、
人間同士の話なんて表象に過ぎない。
いちいちそこから相手を見通そうとなんてしないものだ。
言葉だけで分かり合えたら苦労はしない。

結局、人は表に出ているものを見て判断しているに過ぎない。
そこから隠れたものを見通すことも重要かも知れないが、
最も重要なことは、相手がそこに示していること、
それを読みとることではないだろうか。
要するに、言っていることを理解するということだ。

それさえできていれば、
本心がどう思っているかなんてそれほど重要じゃない。
もちろん、騙されたりするかも知れないが、
少なくとも、円滑なコミュニケーションには特に支障はない。
騙されないようにするには、相手のことはとりあえず置いておいて、
冷静に状況を見極めればよいだろう。
まあ、実際はそれほど簡単なことではないようだが。
天才的な詐欺師を見破るには、やはりその言葉尻をとらえて、
論理の破綻を追求するしかないようだし…。
特に取引の場合、状況を見極めるもなにも、
信ずるものは相手の信用のみ、という場合もあるようだ。

ああ、眠い。
ダメだ、眠ることにしよう。
やはり、休みが長くなるとなんだかボーっとする。

そう言えば、
今日の夜、久しぶりに彼女のことを思いだした。
…それっきりかと思っていたが、メッセンジャーで友人に言われて改めて思い出した。
結構突っつかれてびっくりした。
でも、一時期と比べると、だいぶ彼女の印象も薄れてきた気がする。
ボーっとすると、すぐに彼女のことを思い起こす、なんてことはなくなった。
やはり、時間が経てば変わっていくものなのだろうか。
人の気持ちなんて、所詮脳内物質の分泌と神経組織によって決定されているに過ぎない。
その神経組織が、時間と共に変化していくのだから、
人間の心だって時間と共に変わる。
いつまでも忘れないのは、心の中でいつもいつも反復しているからだろう。
反復しなくなれば、そのうち忘れる…。
強い感情を失うというのは、少し寂しいものだ…。

2002/09/27 3:15


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