Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2002年03月09日(土) 勢いあまって…

このセンスの欠片もない日記のネーミング、
「日々考えたことと思ったこと」ってやつ、
なんとかしたいのだが、いい名前が思いつかない。
今のままでは、単に「日記」を言い換えたに過ぎないのだが…。

今日は、筐体を購入すべく、秋葉原へ向かうはずだった。
そして、筐体は一般に重いものとされているし、
事実、僕の知る限りでは十分に重い。
それを考慮した場合、1人で購入に向かうという行動はあまり適切でない。
そこで、かつて木材の購入に行くというので
一緒について行ったことのある先輩に同行を頼むことにした。
もくもくのためにすべてを犠牲にした、あの人である。
ああ、もくもく…。
今はどうしているのだろう?
…と言っても、あれから一月も経っていないのだから、
それほど変わるとは思えないが。

ところが、その人の家に到着してすぐに、太陽の議論に花が咲いた。
太陽光をスペクトル分析すると一部欠けている部分があるというのは
一般によく知られているが、
いったいそれはなぜなのか、という話をしていたのだ。
まあ、それはなぜなのかということも一般によく知られているのかも知れないが、
そんなことは双方とも気にしてはいなかった…はずだ。

というわけで気付いたら3時間が経過していたため、
僕は完全に秋葉原に行く意志を失った。
先輩もそうであったのか、それとも
「はっきり言ってもう行きたくないんですけど。」
という比較的直截的な表現が功を奏したのか、
買い物は近場で済ませることとなった。
「俺は行きたい」とその先輩は主張していたような気もするが、
この際聞かなかったことにする。

まず、松屋にて牛飯セット大盛りを食した。
540円という価格に対して「高い」という印象を受けるのは
僕の金銭感覚の誤りであろうか。
あと40円加えると牛飯の並を二食注文できるという事実は
非常に興味深く思える。

ちなみにこの日記のこの文章だが、
これは先程述べた先輩の影響を強く受けている、と自分では思っている。
その先輩は激しく否定するかも知れないが、
少なくとも僕はそのつもりである。
ここにその人の日記らしきものが載っている。
暇で暇で仕方なく、
時間を浪費する術を失ったような方がいらっしゃったならば、
ここの日記と僕の文章を比較するのもいいかも知れない。
それによってなにか得られるものがあるのかは分からないが。

それで買い物だが、
まず先輩の目的である回路の部品を買いに行った。
抵抗やLEDなどである。
LED、買ったその日に2つも壊したそうだ。
この先輩はものを作るのが得意なのだが、
壊すのもそれと同様か、それ以上に得意のようだ。
創造も破壊も得意というのは、なかなかバランスが取れていて
いいのかも知れない。

その途中、ブランド品ばかりが並ぶ店があった。
なぜか僕はその店に興味を抱き、中に入った。
すると、驚くべきことに、中にはCPUが置いてあったのだ。
Pentium 4の1.5GHzが13000円で売っていた。
価格.comを調べると分かるはずだが、
この価格はかなり安めである。
僕が見たときは、価格.comの最安値よりも安かった。
実際秋葉原で見比べた経験から言って、
この価格.comの信頼性が低いということは考えにくい。

さらにそのあと、あちこちの店を回った。
その結果、やはり質屋のPentium 4がもっとも安いという結論に達した。
マザーボードもあったが、なぜかCPUと同じ13000円だった。
PCのことをよく知らない人間が価格の設定をしているのではないか、
とも思ったが、よく分からない。

マザーボードも展示品に手を出したため、安かった。
BX7-RAIDという機種である。
これが8000円であればかなりお買い得のはずだったのだが…。

なんと、ピンの数が合わない。
マザーボードの方はソケット3と呼ばれる423ピンのタイプで、
CPUはソケット4と呼ばれる478ピンのマザーボードでないと使えなかったのだ。
その時点でもうすでに先輩が組み立て始めていたのだが、
先輩は気付いた時点であわててマザーボードを片づけた。
僕のPCなのになぜ先輩が組み立てていたのかは謎である。
僕が組み立てようとしたのに先輩が勝手にやってしまったわけではない、
ということだけは確かである。
確率的に、僕が無言の圧力をかけて先輩にやらせた、
という事柄が事実であるという可能性が高いと思われる。

古いマザーボードは返品した。
それをなしえたのは、展示品を購入したことと
僕が的確かつ必要最小限の質問をしていたことが、
その成功の大きな要素として考えられるが、詳細は眠いので割愛する。
なんせ、もう午前の3時45分である。
ここからも、いかに先輩なしの組み立てに苦労したか、
ということがうかがえるであろう。

しかし、遅くなった主な原因は電話である。
僕は電話勧誘の話を一通り聞く、という悪癖があり、
危うく話に乗りそうになった。
なかなかおいしい話で、もしこれが本当のことであったら
かなり嬉しいのだが、おそらくそういうことはないだろう。
さまざまな商品がメーカーの出荷価格で入手できるという、
かなりうそ臭い話だ。
流通を専攻している立場から言わせてもらえば、
いったい流通経費はどうなっているのか、という疑問が浮かぶ。
そもそもエンドユーザがメーカの出荷価格で商品を手にする、
ということ自体に無理がある気がするが。

この話、あまりに引き延ばしすぎて断る理由を失い、
結局マザコンを装い、
「お母さんがダメって言ってるので」
と主張し、断ることに成功した。
我ながらなかなかに無茶な理由付けである。
一応会社名、電話番号、相手のフルネーム、会社の住所などを
知ることができたが、おそらく何の役にも立つまい。

自作パソコンの方は、
とりあえずハードウェアの方は終わった。
あとはソフトウェア、という段階である。
電源やハードディスクのアクセスなどを示すランプが点灯しない、
という問題はあるが、おおむね順調に動作していると言える。

多少物足りない気分ではあるが、
この程度にしておくことにする。

ちなみに、題名の「勢いあまって」というのは、
知人からCPUなどを購入するはずだったのに、
質屋でCPUを見たというのがあまりにおもしろかったために
そのまま買ってしまった、ということである。
そのような購入をしたときは大抵失敗するものだが、
今回もまた然りであった。

そう言えば、まだ先輩に返さねばならない
マザーボードとメモリの代金、20000円を準備していない…。
少なくない金額であるから、早めに返さなければならないだろう。


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