六本木ミニだより
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2024年11月30日(土) |
びっくり、sous-préfecture からもう連絡が来た、が、想定外の書類が要求さあれる |
préfecture (読み方プレフェクチュール) は、直訳すれば「県庁」と、よく言われるのだが、フランスでは県単位の議会がない。地方自治体の条例は、「市」議会が行う。
県庁と準・県庁(sous-préfecture )は、免許証、フランス国籍の人のパスポート、そして外国人のための滞在許可証もしくは住民カードの申請受付、審査、カードの発行などの仕事をする行政機関である。地方税は「市」に納めるので税関係の部門はない。福祉、公立学校、ゴミ回収なども市の仕事。 日本では免許証は警察、パスポートは都道府県庁管轄パスポートセンター、在留カードは出入国在留管理庁(旧・入国管理局)、とばらばらだから、日本にはない機関。 住所によって、メインのpréfecture か sous-préfectureか、管轄が決まっている。 その自分の居住担当のsous-préfecture からメールが来て、「これこれの書類をなるべく早く送ってください、紙の郵送オンリー」とのこと。
「これこれの書類」とは、現在申請中の居住者カードの必要書類には書いていなかった、「2023年と2024年の収入の内訳を『月毎』に『ユーロに計算』した書類」。
もちろん、そんなもの持ってない。日本の会社が誰も発行してくれるわけでもない(当たり前だが、円建てしか書いてない)。法定翻訳家のお仕事は、文言を訳すだけで、円をユーロに換算するところまでは入らない(、と、思う。月曜日に聞いてみるけど)
というわけで、これをどうやら一から作ることになりそう。
2年間分しか求められなかった、というのは、相手の頭の中を推測すれば、「5年分こっちも審査するのは面倒くさいから、あんたのこと信用するから2年分だけ出してちょうだい」 ということだと思う。(デフォルトの必要書類は「5年分」の「年収」証明)
めんどくさいけど、「これを提出しろ」と言われた、ということは、これさえちゃんと出せば審査に合格する、と考えられるのと(却下されるときは理由は言わず却下されるらしい)、提出してからわずか45日で審査に関するメールが来たのは記録的に早いが、(3ヶ月待たされたこともあった)あらたな書類つくり、という仕事が一つ増えた…。
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