六本木ミニだより
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2002年04月05日(金) トリップ

  アディクションと家族と映画更新しました。

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 もう金曜日ですねえ。今週は、一日祖母の家に行って通院につき合った以外は、黙々と映画を見て、黙々と小説を書いて、黙々と服を縫ってました。
 ずっとひとりの作業なので、誰かに何か発信したい→日記に書きたいことも多かったのですが、もうそれどころじゃない。パワー残らない。

 小説を書くというのは、完全に別の世界に行っちゃう(その世界を作る)ことだから、そっちに行っちゃうと、なかなか元に戻って来られません。ちょうど、オカルト映画で、向こうの世界が見えちゃっている人のような状態になります。ああいう人って、終わった後、ぐったりしちゃうことが多いですよね。ほんとに、あれと同じ。書き終わると、肩で息しちゃう。
 子どもをもつ多くの小説家の人たちが、真剣に仕事をしているときに、子どもが近寄ってきて、「うるさいっ!」と怒鳴りつけてしまった経験があるようですが、そして、そういう話を耳にするたびに、「それって仕事中毒じゃないかなあ、子どもの気持ちはどうなるのかなあ」などと内心面白くなく感じていたのですが、今、誰かに寄って来られたら、私も確実にそうなると思います。
 行っちゃったきりならいいんですよ、多分(笑)。でも、一日中、それだけってわけにもいかないでしょ。いったん帰ってきて掃除したり銀行行ったり、ゴハン食べたりしなくちゃいけないわけですよ。向こうの世界のことを引きずってくると、社会性失います。

 毎日、遠い国に遠距離通勤しているみたいですね。ということは、移動だけで体力使うんです。

+GS式買物手帖+
小説作法/スティーブン・キング(アーティスト・ハウス)
自分を知る力がつく 自分史のドリル/自分史のドリル編集委員会・編(扶桑社)


石塚とも |MAILHomePage

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