六本木ミニだより
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「今日の一日、やるべきことはいっぱいあるが、果たして何をするか?」いろいろ考えて、結局『ファンシィ・ダンス』と『シコふんじゃった』の2本をビデオで見ました。 明日、映画評論のクラスの課題が『Shall we ダンス?』なんですが、最近、クラスに出すものはあきらかに手抜きなんですね。受講し始めた頃は、誰にも言われなくても、課題で出た監督の作品や関連作品を、最低2本見てから書いていたのに、最近は忙しくて、課題1本だけ見て感想を書くのがやっとになっていました。 でも、たとえ趣味で書く作品であっても、書くからには自分で納得いく原稿を書きたいと思い、あえて借りてきました。
プロ・デビューして半年経ちましたが、映画を見る取捨選択には悩みます。最初は、試写室に入れてくれる会社も少なかったので、案内が来たものはとにかく全部見る、という見方をしていましたが、それだと、自分が求めているテーマとずれてくる可能性もあるし、見終わった後の思索もおざなりになりがちです。 また、多くの映画会社とおつき合いしてもらえるようになったのはいいのですが、今度はこちらで情報を選んでいかなければなりません。これが非常に難しいのです。「来てください」といわれているものを、あえて断るというのは、とても勇気がいることだし、焦りも感じます。 でも、やみくもに新作ばかり追っかけていると、公開中の作品で試写に行けなかったものや、ビデオで昔の名作を勉強する時間がなくなってしまうんですね。 私は、あまり「プロ」と「アマ」を分ける考え方は好きではありません。自分で納得できるか、できないか。その基準が、プロになったから変わった、とは思えない。というより、基準がずれてしまうと、自分を見失ってしまって、ヤバイと思うんですよ。これが、「自分が看板」であることの楽しさでもあり、キビシサでもあるのでしょう。
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