++ 記憶の中へ
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■ 児童デイの連絡帳 2006年08月23日(水)
 児童デイ「まりん」の8月の出席シールも10枚になった。
 「まりん」が好きなのか、そうでもないのかは正直わからない(苦笑)
 この間は朝「まりん、今日、お休みでしょ?」と言うので「お休みじゃないよ、あるよ」と言ったら、そのすぐ後、ゴミ捨てに行くエレベータの中で

「まりん、ぜっ〜〜たい いくの?」

と聞いてきた(^^;;)

「まりん、ぜっ〜〜たい いくんだよ」

と海渡の言い方を真似て答えたら笑っていた。
そして、迎えに来てくれた職員さんとニコニコしながら出かけて行った。行けば行ったで楽しいけれど、家でゲームもしたいDVDも見たい(まりんにはゲームもDVDもない)というところだろうか。嫌いじゃないけど、大好きでもないんだよね。微妙〜。

 職員さんのお話では、置いてあるおもちゃをいつも全部だしてしまい、なのに片付けは嫌いみたいで・・・とかいろいろあるものの、それなりに職員の人たちとも他の子どもたちとも仲良くなれてきているようだ。

 「まりん」に入れて感じることのひとつに、海渡の今までの経験不足からくる、もまれていない弱さを感じることがある。

 例えばこの間、昼食前に手洗いに行かせたら泣いて戻ってきたそうで、なぜ泣いているのかどうしても言わず理由が分からなかったことがあったらしい。夜、お風呂で海渡に聞いたら「タオルがなかった」と。タオルが無いくらいじゃ泣くはずないから、多分他の子ども達と手を洗いに行ってタオルの取り合いになり、負けたとか横取りされたとかじゃないかなと思う。また、しゃぼん玉をしているときに他の子が自分のシャボン玉液を持って行ってしまうとかいうようなことを身振り手振りで訴えていた(苦笑)

 学校の特学は事実上海渡一人だし、普通学級の1組に戻ればみな海渡に対して理解のある友達がほとんどで、それに比べたらまりんは無法地帯(爆) 理屈が通る子どもたちばかりじゃないので、カルチャーショックもあるんだろう(苦笑)

 私は連絡帳に「もっと自己主張がきちんとできて、強くなれると嬉しいです。」と書いた。

 先日のまりんからの連絡帳に

「午前中、お友達がひどく散らかした後片付けを、分別しながら親切に手伝ってくれました。誰にでも優しくて穏やかなぶん、海渡君にとっては自己主張することがなかなか難しい課題なのかもしれません。それでも、お友達の事をじっと観察して、私たちに報告してくれる姿を見ていると、海渡君の優しさにじ〜んとくるものがあります。」

と書いてあった。海渡がどんなことを報告してじーんとして下さったのかわからないけれど、自己主張することがなかなか難しい課題と理解してくれている上で、海渡の良さを認めてくれていることを嬉しく思った。

 それにしても、どの子も後片付けは苦手なようで。。。。



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