++ 記憶の中へ
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■ 動かない理由 その2 2006年02月23日(木)
 もうそろそろ帰る時間なのに、なんか遅いなぁ、また公園で道草くってるのかなぁと思っていたところへ「ピンポーン」。

 インターフォンに出ると、海渡と同じクラスで同じマンションの女の子でした。その瞬間、また公園で水遊びかと不安に・・・・


 ところが、そうじゃなくて、海渡が一つ下の階で動かないと言うのです。

 行ってみると、真下の部屋の前で海渡が座り込んでいました。その周りには同じマンションの同級生の女の子が数人取り囲んでいます。聞いてみると、海渡は一つ階を間違えて自分の家の下の部屋のインターフォンを何度も鳴らしていたというのです。反応が無いからか女の子に階が違うと指摘されてか、ふてくされて座り込んでしまったということでした。

 やれやれ〜、何で自分の家を間違える???

 たまたま、下の家は引っ越したばかりで空き家になっています。海渡は何度もピンポンと鳴らしたのでしょう。女の子が

「良かったね、誰も住んでいなくて」

といいました。ほんとだね。

 動かなくなってしまったのは、私が出てくれないからではなくて、友達に階が違うと指摘されて、それに気づいだからだと思います。

 自分の失敗にふてくされちゃったんでしょうね。



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