■ 障害者自立支援法の説明会 |
2006年02月01日(水) |
住んでいる地域の障害者親の会主催で、自立支援法の説明会があった。 ネットなどで調べていたのでだいたいのことはわかっているけれど、特に今日は地域に密着した具体的な話がきけた。
支援費制度を使い始めてほぼ1年。 利用する前から、この制度が破綻しかけていることや制度が変わることは知っていた。
だから、今日説明を聞いても、改めて大きな驚きもショックも今更ないけれど、ため息だけはどうしても出てしまう。海渡が学校を出て自立していくころには完全に自立支援法に移行しているはず。わずかな収入も障害者年金もさまざまな負担を強いられ、手元には生活保護に該当しないよう、2万円かそこらだけ残るしくみになっている。なんだかなぁぁ・・・・・・。
まあ、まだまだ5〜6年先のことなので、その間にまた制度の改定があるかもしれないけれど・・・・淡い期待。
とりあえず、児童である現在、4月から影響してくるのは利用している居宅介護サービスの負担額が所得に応じた応能負担だったのが大幅増(泣)の一律1割負担になることと移動介護が居宅介護から「移動支援」として別の事業になること。
説明会に行政の担当者も同席していたので聞いてみると、とりあえず4月から1割負担にはなるけれど、移動介護は当面今のままで行けそうなことが分かった。良かった、一安心(^^;)
今日配られた資料によると、移動介護つまり移動支援は「地域生活支援事業」となり、市町村が運営することになる。直接、町が運営するのか既存の居宅介護の事業所に委託するのかはまだ分からないそうだが、移動介護の利用者がいてニーズがあるうちは無くなったりすることはないそうで、ホッと胸を撫で下ろした。
それから、「移動支援」と並んで「地域活動支援センター」という事業が資料には載っていて、その内容が
「創作的活動又は生産活動の機会の提供、社会との交流等を行う施設」となっているので、ものすごく関心がある。ただ、国や県の事業ではなく、あくまでも市町村事業なので、ただでさえお金のないこの町がどこまでやってくれるのか一抹の不安が残る。
来月、海渡の支援費の受給者証の更新がある。 今日、ついでにそのことも聞いたら、初めて手続きしたときと同様、また海渡本人を連れていって発達具合を見せないといけないそうで(自立支援法で言う「障害程度の区分の一次判定」? ネットや事業所の話しでは児童は106項目のアセスメントなどは行わないと聞いたけど、今日の説明会では児童も成人と同じようにやるとか、どうなってるんだろう??)またまた面倒だけど、その後の支援にもかかわってくるのでめげずに頑張ろう。
ああ、お金もエネルギーも吸い取られてしまいそうな障害者自立支援法・・・・・
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