++ 記憶の中へ
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■ 久しぶりの発熱 2005年06月13日(月)
日曜の夜から、発熱して寝込んでいる海渡。
 土・日と日中はものすごく元気で体調が悪い様子はほとんど無かったのに・・・・

 7時頃にお風呂も入らず床の上で寝てしまいそうになって、

「そんなとこに寝ちゃダメ! お風呂は?!(怒)」

 冷たく言った私にやっと顔を上げたものの、そのまま眠り込んでしまいました。もう!運ぶの重いんだから、とぶつぶつ言いながら布団を敷いて35キロの海渡を引きずるように運んで寝かせました。そして、2時間くらいしてから「けほっ」という乾いた咳にピンと来ました。

 あわてて寝ている海渡のおでこを触ると熱い!体温計で測るとあっという間に38度を超えて、39度に届きそうな勢い。

 さっき床の上に寝転んでいたのは、具合が悪かったからだったのね。そう言えば、夕食後、痰が絡んだようなおかしな咳払いをしていたっけ。

 結局、夜中に2,3度吐き、熱は下がらないまま朝を迎えました。
 月曜日の今日、熱は下らがず、時々水分を摂る以外、ほとんど寝ていました。あまりによく眠るので、午前中の受診は止めて、それでもまだ眠り続け3時過ぎにやっと起きました。

 遅れてやってきたインフルエンザか溶連菌感染症かと不安でしたが、結局胃腸風邪ということで薬をもらいました。夜になって少しは熱も下がりいつもよりウンと控えめな夕食を食べました。少し熱も下がってきて、遊びだす元気も出てきました。

 布団の上でゴロゴロしていた海渡が私の膝の上に頭を乗せてきたので、そっと撫でながら

「海ちゃん、きのうのどが痛かったんだね、ごめんね」

気づいてやれなかったことを謝ると、それまでごそごそ動いていたのがぴたっと止まり、私の膝の上に顔を押し付けたまま

「おかあさん、だいすき」

と・・・・・そして

「かあさんは?」

とちょっとだけ上を向いて言いました。

「おかあさんも、大好きだよ」

そう言うと、嬉しそうに顔をあげてにっこり笑いました。

 こんな母でも子どもは無防備に無邪気に慕って、甘えてくれる。
 ほんとうに、ごめんね。





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