++ 記憶の中へ
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■ 授業参観 2005年04月19日(火)
 3年生になって初めての授業参観があった。
 科目は社会科。3年生になると生活科が社会と理科に分かれる。

 社会と理科・・・難しそうだなぁ、海渡はどこまで授業聞けるかなと、心配していたら、連絡帳に、今日の社会の授業参観に、1、2年生で図工の授業で海渡の補助だったI先生がついてくださると書いてあった。

 41人いるからT.Tになるのかなと思っていたら、教室でI先生から「海ちゃんの補助です」と聞いて、びっくり。廊下で特殊学級の担任の先生から、社会と理科はずっとI先生が海渡の補助に入ってくださると聞いて、さらにびっくり。おまけにI先生が補助につけない科目は転任してみえたばかりの教務主任の先生がついてくださるそうで、つまり、海渡が普通学級で授業を受けるときは、必ず誰か先生が海渡の補助についてくださるということがわかった。

 黒板の前で先生がお話することは、テンポが早く、話の内容も難しくて海渡ひとりだと半分も理解できない。きっと5分もしないうちに海渡はみんなについていけなくなっていたと思う。

 でも、補助の先生がわかりやすく、今先生がお話していること、みんなに指示していることを海渡を教えてくれて、海渡も積極的に補助の先生の言うことに耳を傾け、授業に取り組んでいた。

 補助の先生のおかげで、みんなと同じように授業に参加できて、課題に取り組めた海渡は廊下で見ていた私に、自信満々の笑顔でクレヨンで書き上げた地図を見せてくれた。

 3年生になっていろいろ数え上げていた不安がすーーっと消えるような気がして、ホッとすると同時に海渡一人のためにここまで配慮してくださった学校に本当に感謝している。

 良かったねぇ、海ちゃん。

 

  



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