暑さを避けて夕方公園へ遊びに出た海渡を、6時過ぎに迎えに行った。 固定されたゆりかごに乗っていたのは、海渡と同じクラスの男の子3人。 話をしているうちに海渡の兄のことから高校の話になり、男の子の一人が
「ボク、もうどこの高校行くか、決めてあるんだ」
と言う。小学2年生で?びっくりしてどこの高校?と聞くと
「愛工大名電!」
ときっぱり(笑) そう、ここは野球王国愛知(笑)
「そうか、野球やりたいんだね、イチローも出てるしね名電」
「うん。中京もあるけどさ」
そうかぁ、もう将来の夢を持って、進路まで考えている子もいるんだ。
昔、海渡がまだ赤ちゃんだった頃、ケーキ屋さんになるのが夢だと言っていた長女に
「ケーキ屋さんになったら、海ちゃんを助手にしてあげてね」
と冗談交じりで言ったことがある。そうしたら、当時幼稚園年長か小学校1年生くらいだった長女に
「なんで? 海ちゃんは自分がやりたいことは自分で決めるよ!」
と言われて、ハッとしたことを覚えている。
自分がやりたいことは自分で決める。 自分の夢は自分で決める。
そうだよねぇ。海渡には海渡の夢があるんだよね、親が勝手に決めてはいけないし、逆に可能性を摘むようなことをしてもいけない。
海渡の夢はなんなのだろう・・・・・今の海渡からは全く想像がつかないけれど、いつの日か、海渡が何になりたいと言っても「叶うといいね」と言ってあげたい。
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