++ 記憶の中へ
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■ 授業参観と学級懇談会 2004年07月09日(金)
 今日は、特殊学級での授業参観。
 授業前、保健室で友達と遊んでいた海渡は、ピンクのブタのぬいぐるみを抱っこしていました。連絡帳にも書いてあったのですが、なぜかこのピンクのブタのぬいぐるみがお気に入りだそうです。

 授業が始まるのでブタのぬいぐるみをもとあったところへ戻して教室へやってきたのはいいのですが、ご機嫌ななめ。どうも、ブタのぬいぐるみを取り上げられたことが原因らしいので、取りに行って一緒に勉強することにしたら急に元気になりました。

 数字を書いたカードを使った算数のカルタをしました。「6」と「9」がなかなか区別がつかなかったのに、今日はほとんどわかるようになっていました。また、時計や月を意識して12までの数を教えているのですが、10から12までもきちんと分かるようでした。

 ひらがなのカルタを使っての言葉作りも意欲的に取り組んでいて、気づいたら30分間も集中して勉強していたことになり、びっくりしました。海渡の集中力はせいぜい10分か15分くらいと思っていたので、教材ややり方次第でこんなに長いこと集中できるんだと思いました。そばで見守っていてくれたピンクのブタのぬいぐるみのおかげかもしれません(笑)
 先生との息もぴったりあってきて、先生を信頼している様子もみえました。

 授業参観のあとは、普通学級で学級懇談会です。他の子供達は一斉下校ですが、海渡は一人で家にいるわけにもいかないので私と残ることにしたのですが、なぜかみんなと帰れないと知るやしくしくと泣き出してしまいました。でも、特学の先生が職員室へ行こうと誘ってくれたとたんにニコニコ(苦笑)

 懇談会では普段のクラスの様子に加えて夏休みの諸注意、お母さん方から子どもに関する相談などでした。算数の勉強が進まないとか、ゲームにあけくれるとか、言うことをちっともきかないとか、そんな子どもらしい内容でした。

 私の番が来て、最近海渡の行動範囲が広がって、決められた場所から出て行ってしまうこともあるので、もし、もしも、どこかで一人で困っている海渡を見つけたら一声かけて欲しいというお願いをしました。家に閉じ込めておくわけにもいかず、かといってずっと後をついて歩くわけにもいかず、気をつけてはいるのですが・・・とお願いしました。

 もちろん、これで大丈夫一安心というわけではないのですが、やはりお友達のお家の方にはいつどこで助けていただくことになるか分からないので、機会あるごとにこういうお願いをすることはこれからも必要かもしれないと思っています。

 懇談会が終わって職員室へ行くと、先生に甘えている海渡がいました。私が小学生の頃は職員室は怖くて苦手なところでしたが、海渡にとっては楽しい遊び場の一つなのかもしれません。羨ましいことです(笑)



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